このところシリアの内戦の情勢が緊迫してどうなるかとみていると、英議会は29日夜、シリアに対する軍事行動案を285対272で否決した。キャメロン首相は否決を受け、今後は相応な行動をとっていく方針を示した。
今朝のフランスのニュースでも以前の失敗を振り返るべきだと軍事介入を支持しない市民たちが多く政府が軍事介入に簡単には踏み切れない状態にあることがわかる。軍事介入の口実になった化学兵器使用も本当にシリア政府軍がやったのか反政府軍が政府軍のせいにするために戦略としてやったのか混沌としている。米国はシリア政府軍の化学兵器使用がほぼ確実としているが多くの人はイラク攻撃の時ありもしない大量殺りく兵器所持という理由で攻撃したことを思い出すだろう。本当にシリア市民の幸福を願って軍事介入するのだろうか。ただ言うことを聞かぬアサド政権を倒したいだけなのだろうか。西欧列強が他国の内戦に関わる時それがその国にとってどんな利益があるのかと思ってしまう。
fumio
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