最近の将棋界の話題で一番大きいものは、日本将棋連盟会長で十七世名人の資格を持つ谷川浩司九段(51)のA級陥落である。谷川九段は1982年から、名人5期を含めて連続32期在籍していたのだが、今期1勝6敗で、2戦を残して陥落が決まった。日本将棋連盟会長職の重責と現役棋士の最高峰、A級棋士という二足のわらじがいつまで続くかと注目されてきたがついに来期からB級一組で指すことになった。最近は「光速のヨセ」と称された終盤力をあまり見せることがなくなってきていた。日本将棋連盟会長としては戦うより和睦して味方を増やしてゆくことが求められるのだろう。
fumio
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