5月3日が憲法記念日だったのでわれわれ国民が憲法について考えることが多くなった。
日本は富国強兵政策で突き進んだ第二次世界大戦に敗れ、「国民主権」「平和主義」「基本的人権の尊重」の3原則に基づいた憲法を制定して再出発した。戦争が終わって数十年後には戦争の悲惨さを肌で感じていない世代が台頭してきて再び武力を行使して世界の紛争に介入する日が来ることを想定して、その好戦的政権のブレーキとして戦争放棄を謳う9条を加えたのであった。
現政権はなんとかそのブレーキを外して公道を走ろうとしているようだ。それが反対が多くうまくゆかないとなるとこれまで行使を認められなかった「集団的自衛権」の憲法解釈を変更する閣議決定を図っている。国民の生命と財産を守るためと言い訳しながらカーブを曲がる権力者にとってブレーキは邪魔でも命を預けている国民にとっては大切な宝なのだ。
fumio
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