創世期の人類にとって争いの一番の原因は食物だった。その頃は果物や植物を食べ終わると食べられなかった部分や種はそこら中に捨てるとあたりがどんどん汚れてあまりにも汚くなるので近くの川をゴミ捨て場にして捨てていたのだ。しかし、モノリスが落下した後、モノリスのそばで倒れていた一族の智者と目される者が捨てるなら地面に捨てろ、とわけがわからないことを言う。柿の実をみんなで食べて種を捨てると今度はそれを埋めてしまえという。それでも一応片付くので、言われるまま埋めた。するとその智者が近くの川から水をでかけろという。言われるまま水をかけて何日かして見るとやがてなにやら薄緑のものが生えてきたのである。それは柿の芽だった。とにかく毎日水をかけていた。
fumio
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