去年の秋遅くに、庭の明日葉には大量のイモムシがいました。
「キアゲハ母さん・・・何でこんなに遅くタマゴを産んだの?」
色んな事情はあるのでしょうが、10月になってから100匹近いキアゲハの幼虫が
明日葉の上で葉をかじっている状態になりました。
この時期に幼虫なら、この子たちはみんなサナギで越冬するでしょう。
部屋に保護したいけど数が多すぎます。
2021年10月8日の朝。
それが、日を追うごとにどんどん幼虫の数が減っていきました。
最初はどこかでサナギになっているのかと思ったのですが
見るたびに、減り方が凄まじいのです。
鳥に食べられているのか?それともアシナガバチ?
あっという間に5匹にまで減ったので、飼育ケースに入れて部屋へ持ってきました。
10月14日、前蛹になり、みんなサナギになりました。
*
キアゲハの他にも・・・
8月の終わりころ、車を運転中に
灼熱のアスファルトの上を歩いて横断している幼虫を見つけて
慌てて車を停めて拾ってきた「ピコピコさん」
セスジスズメの幼虫もサナギになっていました。
**
蛹化して2週間経ちました。
そそろろキアゲハのサナギを整理をしようと思い
飼育ケースのフタにくっ付いたサナギを見たら
5匹のうち2匹の色が変です。
もしかして・・ケースの中を確認したところ
寄生バエ「ブランコヤドリバエ」のサナギが転がっていました。
集めると6個もありました。
何年か続けて蝶や蛾を育てていると、寄生生物と出会うことが何度もあり
このブランコヤドリバエは、常連さんになっています。
とりあえず、ハエのサナギは置いておいて
変色していない3匹の「サナギポケット」を作ります。
割りばしなどの枝にくっ付けるポケットよりも簡単に作れて
実際に羽化の際にも支障なく、蝶が無事に巣立ったサナギポケットです。
用意する材料はキッチンペーパーとマスキングテープだけ。
キッチンペーパーを4等分に切って
それをまた半分に切り、二つ折りにして折り目を付けます。
サイズが合うように、この辺りは適当で大丈夫。
サナギのお尻の毛(糸)を飼育ケースの壁面などから上手に剥がして
ペーパーにマスキングテープで貼り付けます。
その後はお包みみたいに巻いて、端をテープで止めたら出来上がり。
羽化する季節(4月)までは、このようにコンパクトにまとめて管理できます。
***
さて、寄生バエのサナギはどうしましょう。
蝶が生まれると思って幼虫を育てても、思い通りにいかないこともあります。
それでも何度も寄生バエに出会うと、憎きハエめ!とは思えなくなってきて
同じ命だしね、それにハエより蝶が好きかといえば
ハエのずば抜けた飛行能力とか、知れば知れるほど興味深くて
同じくらいの好きさなので
蝶のサナギと一緒に春まで観察することにしました。
アゲハの母と同じくらい、ハエの母も種の保存に命を懸けてタマゴを産んだのでしょう。
セスジスズメのサナギも、一応土から掘り出して点検したけど
ハエが開けた穴なども無く、きれいな状態でした。
変色したキアゲハのサナギを割ってみると、中身が空っぽになっていました。
11月初旬から3月まで約4か月間、北向きの窓の外へケースを置いて管理しました。
時々霧吹きで水分補給をしたけど、これは飼育に必要なのかいまだに謎です。
そして先日!ビックリする新たな動きがあったので
急遽、去年からのキアゲハたちの観察記録を思い出しながら書きました。
今月中には誰か羽化するのか、答えが出るでしょう(#^.^#)
「キアゲハ母さん・・・何でこんなに遅くタマゴを産んだの?」
色んな事情はあるのでしょうが、10月になってから100匹近いキアゲハの幼虫が
明日葉の上で葉をかじっている状態になりました。
この時期に幼虫なら、この子たちはみんなサナギで越冬するでしょう。
部屋に保護したいけど数が多すぎます。
2021年10月8日の朝。
それが、日を追うごとにどんどん幼虫の数が減っていきました。
最初はどこかでサナギになっているのかと思ったのですが
見るたびに、減り方が凄まじいのです。
鳥に食べられているのか?それともアシナガバチ?
あっという間に5匹にまで減ったので、飼育ケースに入れて部屋へ持ってきました。
10月14日、前蛹になり、みんなサナギになりました。
*
キアゲハの他にも・・・
8月の終わりころ、車を運転中に
灼熱のアスファルトの上を歩いて横断している幼虫を見つけて
慌てて車を停めて拾ってきた「ピコピコさん」
セスジスズメの幼虫もサナギになっていました。
**
蛹化して2週間経ちました。
そそろろキアゲハのサナギを整理をしようと思い
飼育ケースのフタにくっ付いたサナギを見たら
5匹のうち2匹の色が変です。
もしかして・・ケースの中を確認したところ
寄生バエ「ブランコヤドリバエ」のサナギが転がっていました。
集めると6個もありました。
何年か続けて蝶や蛾を育てていると、寄生生物と出会うことが何度もあり
このブランコヤドリバエは、常連さんになっています。
とりあえず、ハエのサナギは置いておいて
変色していない3匹の「サナギポケット」を作ります。
割りばしなどの枝にくっ付けるポケットよりも簡単に作れて
実際に羽化の際にも支障なく、蝶が無事に巣立ったサナギポケットです。
用意する材料はキッチンペーパーとマスキングテープだけ。
キッチンペーパーを4等分に切って
それをまた半分に切り、二つ折りにして折り目を付けます。
サイズが合うように、この辺りは適当で大丈夫。
サナギのお尻の毛(糸)を飼育ケースの壁面などから上手に剥がして
ペーパーにマスキングテープで貼り付けます。
その後はお包みみたいに巻いて、端をテープで止めたら出来上がり。
羽化する季節(4月)までは、このようにコンパクトにまとめて管理できます。
***
さて、寄生バエのサナギはどうしましょう。
蝶が生まれると思って幼虫を育てても、思い通りにいかないこともあります。
それでも何度も寄生バエに出会うと、憎きハエめ!とは思えなくなってきて
同じ命だしね、それにハエより蝶が好きかといえば
ハエのずば抜けた飛行能力とか、知れば知れるほど興味深くて
同じくらいの好きさなので
蝶のサナギと一緒に春まで観察することにしました。
アゲハの母と同じくらい、ハエの母も種の保存に命を懸けてタマゴを産んだのでしょう。
セスジスズメのサナギも、一応土から掘り出して点検したけど
ハエが開けた穴なども無く、きれいな状態でした。
変色したキアゲハのサナギを割ってみると、中身が空っぽになっていました。
11月初旬から3月まで約4か月間、北向きの窓の外へケースを置いて管理しました。
時々霧吹きで水分補給をしたけど、これは飼育に必要なのかいまだに謎です。
そして先日!ビックリする新たな動きがあったので
急遽、去年からのキアゲハたちの観察記録を思い出しながら書きました。
今月中には誰か羽化するのか、答えが出るでしょう(#^.^#)
う~ん興味がなければ、放置ですけども。
運命共同体・・・難しいですね。
フォローさせて貰いましたが、よろしかったでしょうか?
興味が無ければ放置ですよね、私もそうです(^^ゞ
蝶の命と蠅の命、どちらが重いかといより
好きか嫌いかで大切にする命が決まります。
草取りをしていても、抜く植物と大事に育てる植物
えこひいきしてるなー(笑)そう思います。
ハエのサナギの写真とか、中身がないサナギの写真など
キモチワルクなかったでしょうか?
苦手な方はタイトルで、見るか見ないか判断して下さると思ってましたが
まさかのコメントをいだだき、嬉しかったです。
生きている生き物、嫌われ者の虫とかにも
いろいろ事情があって頑張って命をつないでいます。
そんなこと、ちょっとだけでも、知っていただけると嬉しくなります。
ブログを読んでいただき、ありがとうございました(^^♪
スゴイと感じ入りました。
最後の一行、何が起きたのでしょうか、楽しみに待っています。
ウチの庭でもうすぐ紫蘭が咲きます。でも毎年播種してもだめでした。きょうネットで「シランのダンボール発芽法」に出会い、さっそく準備を始めました。Huyuさんのシラン記事はどこにあるのでしょう?
それがどんなに気持ち悪い見た目をしていても触るのは平気です。
でも、あちら側は触って欲しくないと思っているでしょうね(^^ゞ
申し訳ない気持ちでいつも写真を撮らせて貰っています。
シランの段ボール発芽法ですか!
さっそく検索して見てきました。
蘭の種は普通では芽が出ないと思い、まいたことはありませんが
この方法ならネジバナも発芽しそうですね!
今年、種を採取して挑戦してみようかと思いました。
みねさんのシランの発芽もまた教えてくださいね(^^♪
また播種から開花まで6年かかったとの記事を読み、ちょっと気落ちしてます。但し種から育てるほうが突然変異は多く出る(当然)との解説・実例報告を見て、やる気に戻りました。(笑)
別のブログで突然変異を起こすために発芽容器の中に軽い放射能を出す鉱石粉末を置いたり、成長促進のため密閉容器にCO2を充填したりするのを見て、ドキドキしました。
蘭にも必要な種類があるのですね。
「突然変異」という言葉だけでもドキドキするのに
放射能を出す鉱石やら、CO2の充填などなど・・
秘密実験みたいで胸が躍りますね~(^^♪
発芽から開花まで、長い年月がかかるようですが
その分楽しみも多いと思います(#^.^#)
時おり、私のブログをご訪問くださり、どうもありがとうございます。
いつもたいへん興味深く拝見しておりますが、今回はまた素晴らしいですね、思わず初めてコメント差し上げてしまいました!
サナギの管理方法はとても勉強になりました♪
貴女様の足元には及びませんが、生き物に対する気持ち・触れるかどうか・・・という点だけはご一緒です(^o^;)
また続きを拝見させていただきます。