サナギになってから25日目にして、やっとクワコが羽化してくれました\(^o^)/
6月25日朝8時、ブンブンという羽音を立て飼育ケースの中を小さな生き物が飛び回っています。
良かったー!クワコさん生きていたんだね!
あまりにも日にちが掛かっていて、もうダメかと思っていたのです。゚(゚´д`゚)゚。
ケース越しにファーストコンタクト、なかなかカッコイイ姿をしています。
*
大きい子がサナギになったのは5月31日でした。
あんなに体格差があったのに、小さい子もぐんぐん成長して
2日後の6月2日に葉に包まり、サナギになりました。
1週間経って、繭の中も落ち着いてきたと思い、枝から繭をハサミで切り離し
飼育ケースの底にキッチンペーパーを敷いて、羽化するときに繭が動かないようにテープで固定しました。
繭から出たあと、クワコの成虫はどう行動するのか?
蝶や他の蛾みたいに、翅を伸ばすのかも分からないけど
念のため壁面にも足場のペーパーを貼りました。
クワコを育てるのは初めてで、なかなか神経質な子だというので
ネット情報をとても頼りに、第一子を育てる新米の母親の気持ちで
一喜一憂して毎日過ごしていました。
サナギになってからは、羽化するまで何日くらいかかるのかを調べてみても
飼育した人が少ないせいか、なかなか情報が出てきませんでした。
それでも検索していたら「2週間くらい」という記事を見つけ
6月の前半は、繭を包んでいる葉が枯れていくのをハラハラして毎日見つめ
6月20日を過ぎた頃には、もうダメかも・・・とあきらめかけていました(´A`)
越冬するサナギは羽化まで半年、もっと長期間眠っているものもありますが
こんな気温が高い時期に1ヵ月近くも出てこないなんて!
でも無事に会えて良かった~~~(#^.^#)
さっそく幼虫を見つけた桑の木のところに放しに行きました。
ケースから出すと、さっきまであんなに飛び回っていたのに
大人しく指に止まってくれました。
ふっくらしたお腹、メスのようです。
ありがとう、とてもよい経験をさせて貰いました。
桑の木の幹にそっと止まらせて、お礼とお別れを言いました。
**
帰宅後、興味津々だった繭をじっくり見てみます!
乾いた葉をペリペリ剥がすと、黄色い繭があらわれました。
枝に繋がっている糸は何重にもなっていて、力いっぱい引っ張ってもちぎれません。
繭には上下が無いように見えますが、片方の端に丸い脱出口がありました。
クワコの成虫は口が退化しているので、食い破るのではなく
シルクを溶かす酵素を出して穴を開けるそうです。
繭を包んでいる外側の覆いを切りました。
糸を引っ張ると、プチプチという感触とともに繭からどんどん糸が離れていきます。
穴が開いた部分で糸は切れてしまいますが、これを紡げば絹糸になるのですね(#^.^#)
***
繭を点検していると、突然ブーーンとすごい羽音が
机の上に置いてあった飼育ケースの中から聞こえてきました。
うそ!
2匹目が羽化してきて、ブンブン飛び回っています。
さっきまで居なかったのに。
出てきてすぐに全速力で飛べるの???
しばらくして、落ち着いたところを写真に撮りました。
夕方4時半に、桑の木のところへ2匹目のクワコさんを放しに行きました。
朝とは光が違い、景色も違って見えます。
無事に羽化した姿を見ると、幼虫のときのことを思い出します。
手の平にポツンと乗っていた小さな子がこんな姿になるなんて
昆虫の変態は本当に不思議で、興味が尽きません。
お別れに、指に乗ってくれるかなと思ったけど、この子は一目散に飛び去っていきました(^^ゞ
****
ふと見ると、朝ここへ放しにきた子が、まだ同じ場所に止まっていました。
フェロモンを出してオスを待っているのかな。
1ヵ月前、この桑の木には、毛虫やらてんとう虫やら、いろいろな生き物がうようよいて
混沌としたひとつの宇宙のようだったのに・・・
今はお祭りの後の静けさ、きれいな桑の新芽が風に揺れているだけでした。
さみしい感じがして、何かいないかなと葉を裏返したりしていたら
あらま~、クワコのチビちゃんがまた発生していました!
もう飼うのはしばらくいいかな(笑)
沢山食べて大きくなって、無事に成虫になれますように。
*****
繭がふたつになりました(#^.^#)
けっこう硬くて、押してもペコッと押し返してくるくらい、しっかりした繭です。
中に残っているサナギの殻を綺麗に取り除きました。
手芸で何か作れそうだけど、このまま眺めていだけでいいかな(#^.^#)
野外にいるクワコの幼虫は、高い確率で寄生されているそうです。
今回は2匹とも羽化できて、運が良かったと思います。
クワコの成虫の寿命は1~2週間と短いのですが
桑の木で伴侶に出会い、無事に次の世代に命を繋げられますよう祈ります(^-^)
以上、クワコを見つけて育てたお話しでした(#^.^#)
6月25日朝8時、ブンブンという羽音を立て飼育ケースの中を小さな生き物が飛び回っています。
良かったー!クワコさん生きていたんだね!
あまりにも日にちが掛かっていて、もうダメかと思っていたのです。゚(゚´д`゚)゚。
ケース越しにファーストコンタクト、なかなかカッコイイ姿をしています。
*
大きい子がサナギになったのは5月31日でした。
あんなに体格差があったのに、小さい子もぐんぐん成長して
2日後の6月2日に葉に包まり、サナギになりました。
1週間経って、繭の中も落ち着いてきたと思い、枝から繭をハサミで切り離し
飼育ケースの底にキッチンペーパーを敷いて、羽化するときに繭が動かないようにテープで固定しました。
繭から出たあと、クワコの成虫はどう行動するのか?
蝶や他の蛾みたいに、翅を伸ばすのかも分からないけど
念のため壁面にも足場のペーパーを貼りました。
クワコを育てるのは初めてで、なかなか神経質な子だというので
ネット情報をとても頼りに、第一子を育てる新米の母親の気持ちで
一喜一憂して毎日過ごしていました。
サナギになってからは、羽化するまで何日くらいかかるのかを調べてみても
飼育した人が少ないせいか、なかなか情報が出てきませんでした。
それでも検索していたら「2週間くらい」という記事を見つけ
6月の前半は、繭を包んでいる葉が枯れていくのをハラハラして毎日見つめ
6月20日を過ぎた頃には、もうダメかも・・・とあきらめかけていました(´A`)
越冬するサナギは羽化まで半年、もっと長期間眠っているものもありますが
こんな気温が高い時期に1ヵ月近くも出てこないなんて!
でも無事に会えて良かった~~~(#^.^#)
さっそく幼虫を見つけた桑の木のところに放しに行きました。
ケースから出すと、さっきまであんなに飛び回っていたのに
大人しく指に止まってくれました。
ふっくらしたお腹、メスのようです。
ありがとう、とてもよい経験をさせて貰いました。
桑の木の幹にそっと止まらせて、お礼とお別れを言いました。
**
帰宅後、興味津々だった繭をじっくり見てみます!
乾いた葉をペリペリ剥がすと、黄色い繭があらわれました。
枝に繋がっている糸は何重にもなっていて、力いっぱい引っ張ってもちぎれません。
繭には上下が無いように見えますが、片方の端に丸い脱出口がありました。
クワコの成虫は口が退化しているので、食い破るのではなく
シルクを溶かす酵素を出して穴を開けるそうです。
繭を包んでいる外側の覆いを切りました。
糸を引っ張ると、プチプチという感触とともに繭からどんどん糸が離れていきます。
穴が開いた部分で糸は切れてしまいますが、これを紡げば絹糸になるのですね(#^.^#)
***
繭を点検していると、突然ブーーンとすごい羽音が
机の上に置いてあった飼育ケースの中から聞こえてきました。
うそ!
2匹目が羽化してきて、ブンブン飛び回っています。
さっきまで居なかったのに。
出てきてすぐに全速力で飛べるの???
しばらくして、落ち着いたところを写真に撮りました。
夕方4時半に、桑の木のところへ2匹目のクワコさんを放しに行きました。
朝とは光が違い、景色も違って見えます。
無事に羽化した姿を見ると、幼虫のときのことを思い出します。
手の平にポツンと乗っていた小さな子がこんな姿になるなんて
昆虫の変態は本当に不思議で、興味が尽きません。
お別れに、指に乗ってくれるかなと思ったけど、この子は一目散に飛び去っていきました(^^ゞ
****
ふと見ると、朝ここへ放しにきた子が、まだ同じ場所に止まっていました。
フェロモンを出してオスを待っているのかな。
1ヵ月前、この桑の木には、毛虫やらてんとう虫やら、いろいろな生き物がうようよいて
混沌としたひとつの宇宙のようだったのに・・・
今はお祭りの後の静けさ、きれいな桑の新芽が風に揺れているだけでした。
さみしい感じがして、何かいないかなと葉を裏返したりしていたら
あらま~、クワコのチビちゃんがまた発生していました!
もう飼うのはしばらくいいかな(笑)
沢山食べて大きくなって、無事に成虫になれますように。
*****
繭がふたつになりました(#^.^#)
けっこう硬くて、押してもペコッと押し返してくるくらい、しっかりした繭です。
中に残っているサナギの殻を綺麗に取り除きました。
手芸で何か作れそうだけど、このまま眺めていだけでいいかな(#^.^#)
野外にいるクワコの幼虫は、高い確率で寄生されているそうです。
今回は2匹とも羽化できて、運が良かったと思います。
クワコの成虫の寿命は1~2週間と短いのですが
桑の木で伴侶に出会い、無事に次の世代に命を繋げられますよう祈ります(^-^)
以上、クワコを見つけて育てたお話しでした(#^.^#)
そういえばホモサピエンスも遺伝子で肌の色が違いますね。
白、オレンジ色、紅色、緑色など
いろんな色があってとてもカラフルです。
でも、どうして?どのカイコも食草は桑の葉なのに
吐き出す糸に色の違いが起こるのか・・・
桑の葉にはもともと「黄、赤、緑」の色素があるそうです。
それがカイコの体内で吸収され、体液を介して糸を作る器官に送られるとき
遺伝子によって、どの色素を優位に取り込むかが決まっていて
糸を作る細胞まで届いた色素が繭の色となるのだそうです(^-^)ゝ
幼虫たちはただ、モグモグ食べてるだけに見えるのに
体内では複雑な処理がされているのですね!
力丸ママさんにも「楽しかった」と言っていただけて
嬉しくなりました(#^.^#)
クワコさんはあまり出会わない昆虫なので
いっしょに過ごせて貴重な体験ができました。
原種クワコの黄色い繭を見て、タイの原種・黄金繭を思い出しました。
群馬の黄色繭は「青白」という種だそうですね。
楽しかったです。
やる気が出ない時ってありますね。
私も昨年、なにも出来ない時期があって
サナギのように眠っていたい気持ちでした。
なので、いまのお気持ち少しは分かる気がします。
でも、抜け殻ではなく、あくまでサナギなんです(^m^)
なにかの拍子に、また愉しく虫を愛でられる日がきますね。
今日のお昼に私の部屋は35℃でした!
明日も猛暑になる予報ですが
虫を見てると暑さも忘れます(#^.^#)
ほんと、丁寧に飼育観察されてますねぇ~~~(@_@;)
想わず唸ってしまいましたよ(*^^)v
ここ最近、どうもやる気が出なくてね😢
ここまで几帳面に記録してらっしゃる姿勢にふれ、頭が下がる想いと学ばせて頂けた気持ちで一杯です。
この辺りも梅雨があけましてね、暑いのなんのって😢危険な暑さですよ。
くれぐれもご自愛くださいませm(__)m