風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

ミラクルフルーツと、コガネムシの幼虫

2021年11月20日 | ミラクルフルーツ
11月になってから、暖かい日がしばらく続きましたが
来週の月曜に雨が降って、一気に12月の寒さになるという予報です。
暖かいうちに、寒さに弱い植物の冬越し支度を始めました。
まずは、うちでいちばん寒がりの「ミラクルフルーツ」からです。

これは8月の写真で、実がなっています。
毎年、庭で一番日が当たる場所に鉢を置いていたけど
大きくなって、自力で運ぶのが大変な重さになったので
今年は玄関の入り口で育てました。


このまま家に入れればいいのだけど・・・
ちょっと気になる事があるので、鉢から抜いて土の中を調べてみます。
ヒーヒー言いながら(笑)庭に運びました。


実は、夏のある日、ミラクルフルーツの鉢植えの土に穴があいていて
そこからコガネムシの幼虫が這い出ていました。
えっ!なんで?と思ってよく見ると、極小のアリに襲われているところでした。


幼虫は日を変えて合計3匹が襲われて死んでいました。
アリって、土の中の幼虫まで狩るの?
それは調べても分かりませんでしたが庭で数年間
生き物の生存競争を見てきて最近は
アリ(特に1.5mmくらいのヒメアリ)が庭の最強昆虫かもしれない
そう思い始めてきました。
去年はそのアリに、アシナガバチの巣が3つ襲われて全滅しました。



木の根元を持って、思いきり力をいれて引っこ抜くと
あー、やっぱりいました。
コガネムシの幼虫が出てきました。
なんだか変に黄色いなぁと思って調べたら
これは終齢幼虫で、サナギになる直前に、体色が白から黄色に変わるそうです。


コガネムシについて調べようと検索したら
薬剤の会社などの、駆除方法の情報が多数でした。
でも、敵を知るという意味で、生活サイクルなどについて詳しく研究されていて
そういうサイトは約に立つことが多いです(笑)

コガネムシの、卵から羽化までを簡単にまとめると・・
幼虫は、1齢虫から3齢虫を経てサナギになる。
①卵の期間1~2週間。
②1齢幼虫は10日~20日間、2齢幼虫は20日間前後。
③3齢虫で越冬。
④春になるとサナギになる。
⑤蛹化してから羽化までは1~2週間。
ヒラタアオコガネ、コイチャコガネなどは成虫で越冬するそうです。

鉢底の方の根っこは、食べられて少なくなっていました。
だから今年は、あまり成長しなかったのかも。
写真の中央あたりに、楕円形のくぼみがあります。


コガネムシがサナギになる時に作る部屋「蛹室」です。
冬を越すための部屋を壊してしまったようです。


冬眠前に気の毒でしたが、暖かい部屋の中で真冬に羽化すると
もっと可哀そうだし・・・
もう一度、蛹室を作る気力と体力は残ってるかな?
コガネムシの食べ物は根っこなので
大切に育てている植物を枯らされるとがっかりして
虫が憎らしくなるけれど・・・
生きるためだから、仕方ないと言えば仕方ない。
庭で幼虫を見つけた時には、根を食べられても大丈夫な草などの下へ
穴を掘って埋めなおすようにしています(^^)
(成虫は葉っぱも食べちゃうけどね)


蛹室が無い場合でも、乾燥に気を付ければ、羽化も可能らしいので
別の鉢に入れて、土を被せておきました。
今回は、この幼虫が羽化できるか、春まで観察してみたいと思います。
部屋を作り直したかなぁ・・・
掘り返したい気持ちをいま、グッとこらえています。(^m^)


**
ミラクルフルーツは、無事に室内に取り込むことができました。
小さい頃から温室ではなく、居間で冬越ししてきたので
今年もここで、冬を一緒に過ごします。

それにしても、重かった~
鉢を持ち上げて体重計に乗って計ったら
鉢植えの重量は、約20kgもありました。
猫のフリちゃんが一目散に飛んできて、鉢を調べ始めます。
この子は、土を堀りたいし、木に登りたくて仕方がないのです。


さて、フリちゃん除けはどうしようかなぁ・・・



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (fuyu325)
2021-11-21 21:56:45
植物も毎日見ていると、ちょっとした変化に気付きます(#^.^#)
種をまいて育てている子たちは特に、小さい時から見てるから
葉をちょっとかじられているだけで「えっ!誰が食べたの!」と
裏返してみて、そこに虫なんが見つけちゃったらもう・・・
それはそれで嬉しくて(笑)

ニャン子さんたち、今日も一日笑わせてくれました
鉢植えのフリちゃん対策、上手くいきました!
いつもありがとう=^_^=
返信する
Unknown (stella)
2021-11-21 11:50:42
家の草花や植木たちは、眺めるだけでなく異変がないか常にチェックしてあげないといけないんですね。おや?って時は植木鉢から抜いて診察。私の場合、それがなかなかで……。

重い鉢の移動、たいへんでしたね〜!でも、素敵なインテリアになりました。ニャンと上手く共存できますように!🌲
返信する

コメントを投稿