裏磐梯
デコ平のスキー場ゲレンデから
林に入り
初めは木の根の這った
緩い上りの登山道です。

次第に林が深くなると
登山道は斜度を増し
濡れた大小の石が覆い
足元に気を使うことになります。
階段と違い
1歩が大きくなったり
小さくなったりで
体力を奪っていきます。
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下りは更に慎重に
足場を選ばなければなりませんでした。
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時折、木が低くなり
前が明るくなりますが
ガスで何も見えません。

それでも
登山道には
この時期に登るから見られる花が
力づけてくれました。
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クロヅル
ニシキギ科の落葉つる性低木

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アカミノイヌツゲ
モチノキ科の常緑低木

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アキノキリンソウ
キク科の一年草

コバイケイソウ
ユリ科の多年草

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イワイチョウ
ミツガシワ科の多年草

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イワオトギリ
オトギリソウ科の多年草

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ナンブタカネアザミ
キク科の多年草

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ネバリノギラン(つぼみ)
ユリ科の多年草

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そのほか
ギンリョウソウ

終わりかけていましたが
シャクナゲ
ゴゼンタチバナ
マイヅルソウ
などを見ることができました。
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登山口から西大巓(にしだいてん)まで
2時間と表示がありましたが、
約1時間半で到着です。

ガイドブックの花の百名山には
展望よし
の文字が踊っていますが
あいにくの雲
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展望が利かないせいで
この先
西吾妻小屋に行く道が
判りにくくて困りました。
デコ平から来た道から
ヘの字(くの字)に右に進むのですが
方向指示が不明確なので
どんどん下りる道に不安になり
戻ってくる人もいました。
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GPSを持った若者チームが
自信たっぷりに進んでいくので
ついて行くことになりました。

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つづく