3月3日の 「クローズアップ現代」 で放送された、
パーソナリティ障害の番組の 内容を紹介させていただきます。
「おはよう日本」 と同じく、 自殺に焦点を当てた 切り口でした。
( いつもの国谷裕子キャスターでは ありませんでしたね。 (^_^;))
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自殺者が13年連続で 3万人を超える日本。
なかでも このところ深刻なのが、 20~30代の 若い世代の自殺です。
その数は この1年間で7836人。
過去最悪の水準が続いています。
若者の自殺の 多くに関係しているとして 注目されているのが、
境界性パーソナリティ障害という精神疾患です。
1. 見捨てられることへの不安
2. 激しく変化する感情
3. 衝動的な自傷行為
これまで 性格の問題として片付けられ、
どのような病気か 知られてきませんでした。
この病気を もっと知ってほしいと、 患者と家族が 取材に応じてくれました。
かおりさん (仮名・19才) は 2年前、
境界性パーソナリティ障害と診断されました。
〔 本人と母親が 素顔を出して登場しています。 〕
きっかけは9年前、 小学校5年生の時でした。
学校で 友だちの輪に入れなくなり、
辛い気持ちに気付いてほしいと、 カッターで 手首を傷つけるようになりました。
かおりさんのカルテには、 「見捨てられ不安が強い」
「調子の落差が激しく、 予測が困難」 などと記され、
「境界性パーソナリティ障害」 と診断されました。
かおりさんは 言葉にできない 不安に襲われるたび、
手首や腕を 自ら傷つけてきました。
これまでに縫った傷口は、 300針を超えています。
かおり 「なんか、 切ったら、 不安が取れる。
一時的だと分かるけど、 はまってしまってやめられない」
〔 NHK 「クローズアップ現代」 より 〕
(次の記事に続く)