僕は、 不幸はいつ 自分の身にも 降りかかるか分からない、
と考えている人間ですが、 普段はなかなか 実感として感じることはできません。
でも今回は 身の周りに影響があり、 災害を 身近に感じる次第です。
スーパーやコンビニの棚が 軒並み空になり 〔*注〕、
電車も間引き運転、 そして 輪番停電です。
〔*注 : にわか防災意識に駆られた人が 何と多いことか。
あとは 輸送事情の悪化と、 被災地への救援を 優先しているためですね。〕
今日は銀座に出ましたが、 人通りは いつもより閑散としており、
各店舗に 「休業」 や 「節電」 の 張り紙がありました。
でもそのお陰で 電力不足が補え、 計画停電が 取消になったりしているのでしょう。
市民の協力が 実になっています。
震災以来、 ずっとTVを点けていますが、
新しい津波の映像が 次々放送されています。
各所で こういう無数の被害が、 現実としてあったのだ ということが感じられます。
一般人が 携帯やカメラで撮影することが 容易になったのもさることながら、
津波は 地震の揺れから 時間が経ってから来る という事情もあると思います。
地震に襲われている最中に 撮影できる人はあまりいないでしょうが、
津波の襲来は 予想がされるので、
揺れが治まって 高台などから映す人も 少なくないのでしょう。
それにしても 津波は、 ある意味で 地震の揺れより 恐ろしいのかもしれません。
破壊力だけでなく、 人も建物も根こそぎ 別の所へ持って行ってしまうため、
救助や遺体の発見も なおさら困難になるでしょう。
何百もの遺体が 発見されたという報道に、 悲惨な現実を 見せつけられる思いです。
個々の 新聞の記事などを見ても、 生々しい惨事が 起きているのだと感じます。
死者は万単位という、 正に阪神淡路大震災を 数倍上回る、
我が国最大の 震災となってしまいました。
原発をはじめ、 まだまだ不詳の出来事が 出てくるでしょう。
被災者の方々の 安全を祈り、 亡くなった方を悼むと共に、
自分にできることもするように、 向き合っていかなければと思います。