日本人の被災者の優しさ, 規律正しさ,
助け合いの心などが 取り上げられています。
先日の新聞などで読んだ、 いくつかの話を書いてみます。
○ ショッピングセンターの天井が 崩れ落ちてきて、
ドイツの留学生はパニックになった。
周りの日本人は 冷静に出口まで 連れて行ってくれた。
まるで 訓練されたソルジャーのようだった。
○ 地震当日の東京。
寒空の下、 タクシーを待つ行列で、
女性が隣の高齢者に コートをかけてあげていた。
その女性は薄着で、 さぞ寒かっただろうに。
○ 被災地で数人の高校生が 自動販売機を壊して、 飲料を何本も持って行った。
彼らは避難所へ行くと、 高齢者にそれを配っていた。
○ コンビニで パンや水を買おうとしたら、 店員さんが
「レジが動かないので、 代金は 後日お願いします」
と言って、 商品を袋に詰めてくれた。
そして 疲れていたそのお客さんを、 イートインコーナーで休ませてくれた。
そのお客さんは 今は遠方に避難しているが、 後日 絶対に支払いに行くという。
○ 避難所の外に ガソリンのタンクが ふたつ置いてあった。
誰かが黙って 置いていってくれたのだ。
その隣の避難所にも、 ガソリンが置いてあった。
○ どこの店も代行列。
食料を買う時には、 列の後ろに並んでいる 人の数を数え、
皆に商品が 行き渡るように確認し、 商品をかごに入れた。
大災害の中でも 我欲を捨て、 思いやりを忘れない。
○ 避難所の おもちゃなどを配るコーナー、 女の子が 折り紙がほしいとやって来た。
一袋渡すと、 女の子は袋を開けて 半分ほど色紙を出し、 残りを返した。
「他の人の分だから」 と。
「沢山あるから大丈夫」 と 係員が言うと、
女の子はニコッと笑って 走って行った。
皆で分け合うという気持ちが、 小さな女の子にも 伝わっているのだ。
○ 被災地のケーキ屋が、 ケーキを半額で売っていた。
原材料不足のなか、 値上げするどころか 儲けも顧みず 商品を出しているとは。
○ 内閣府懇談会の資料によると、
日本では災害時、 犯罪の発生率が 平時より大幅に下がるそうだ。
○ 5才の子が 書いた文章。
「3がつに 5さいになりました。
よるねてると、 おしっこがでちゃうので、 かみぱんつでねます。
でも もうはかない。
おうちがなくなっちゃって たいいくかんにいる あかちゃん。
ちーたちのぶん、 たくさんつかってね」
〔参考資料: 朝日新聞, http://ameblo.jp/rabbitkix/entry-10829232773.html 他〕