「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

障害児の被災 (転載)

2011年03月16日 08時16分30秒 | 東日本大震災
 
 僕のブログの 「お友だち」 の方が コメントを下さいました。

 その人は 阪神淡路大震災の被災者であり、

 ご自分の記事の 転載を呼びかけているので、 以下に転載させていただきます。
 

----- 以下転載 ---------------------------

わたしは (中略) 重症心身障害 を有する家族がいます

人工呼吸器下で管理され、電力なくしては生きていけません

停電は致命的であり、避難所では生活できません

阪神大震災で経験したことの中で

もっとも忘れがたいことで

一番大事なことなのに

置き去りにされた問題でした

(中略)

当時ものすごく困っていたことが思い出されてなりません

障がいがある方

または、障がい児たちとその親御さん方々

どんなに困られているだろう

身体障害や知的障害がある方々の親御さんは

その子らを連れて避難場所とされている場所で

生活ができませんでした

オムツがない

薬がない

また

咀嚼、嚥下機能に障がいがある子どもたちの

食糧がない

視力に障がいがある方々の

避難場所でトイレへ行くことの困難さ

耳が聞こえないがために

なお増す不安感

とくに自閉症の方々

あっちこっちで叫びだすパニックの声

泣き叫び走りまわり激しく壁に頭を叩きつける自傷行為

それは障がいからくる混乱です

そういう家族は、無知による偏見差別からの誹謗中傷

冷やかな視線などから、避難所へすら行けず

倒壊寸前の家屋の中でその子を

抱きしめているしかほかありませんでした

悲しいことで

そんな中でせっかく助かった命すら

落としていかれる方もいらっしゃいました

こんなわたしでも何かできるはず

----- 以上 ----------------------------
 

 障害児や親たちの 不幸を聞いて、 大変ショックを受けました。

 震災だけでなく、 由々しい人的な二次被害を 被ることになるとは、

 何と痛ましいことでしょう。

 あまつさえ、 そのために命までも 失わなければならないとしたら、

 あまりにも悲痛なことです。

 自然の猛威は 止むを得ないとしても、 少なくとも 無知による被害だけは、

 一刻も早く なくしていかなければならないと痛感します。
 
コメント (4)
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