「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

候補者を評価しましょう (1)

2014年04月11日 22時24分33秒 | 「BPDファミリーガイド」より
 
 候補者に連絡する前に、 ネットで彼らの名前を 検索してみてください。

 候補者に 電話かメールをしましょう。

 電話で数分話ができるか 尋ねましょう。

 よいセラピストならば、 質問することで 感情を害したりしないはずです。

 「境界性パーソナリティ障害」 という言葉を 使うか考慮しましょう。

 臨床家は 低機能のBPDをイメージする 可能性が高いです。

 クライアントが低機能でない場合は、

 BPDという言葉を使うのには 注意してください。

 低機能だとしても、 まずその特徴を説明して、

 セラピストが偏見を 持たないようにしてみてください。

 専門家は 実際より立派に見えることがあります。

 偏見は持たないようにしながら、 直感を信じてください。

 今後、 臨床家を 次の3つの領域で 評価することになります。

 ハード面, ソフト面, BPDについての新年です。

《ハード面における要素》

 次のような質問をしましょう。

・ 新患を受け付けているか

・ 料金はいくらか. 保険は利くか

・ 診療時間外でも対応は可能か

 (低機能BPDの場合、 これは重要です)

  ドクターが対応できないときは どうするか

・ どのような教育と訓練を受けているか

・ 資格を持っているか

・ (クライアントが子供なら) 子供や若者を治療する 訓練を受けているか

 (子供を専門とするセラピストは 少数です)

(次の記事に続く)

〔「境界性パーソナリティ障害ファミリーガイド」 ランディ・クリーガー(星和書店)
 〈監訳: 遊佐安一郎〉 より〕
 
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