ネタは降る星の如く

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「JANJAN」のコラムから

2005-09-09 13:02:29 | 時事
 市民記者によるインターネット新聞「JANJAN」の、あるコラムをご紹介。

 「JANJAN」は良くも悪くも様々な意見の記者が様々なテーマで寄稿するため全ては読んでいないが、時々面白いものがある。

純一郎、郵政はちいーと細いぞ

 小泉首相の祖父「入れ墨の又さん」こと小泉又次郎の一代記はなかなか面白かった。軍人に憧れたが長男であるために父から家業の土木業を継ぐようにプレッシャーをかけられ、家業を継ぐ決意として全身に入れ墨を彫ったこと。政治に目覚めて記者から政界に入ったが一貫して反主流派の党人政治家であったこと。普通選挙運動に政治生命を賭けたこと。

女性参政権は見送られた(実現は戦後)が、納税条件が撤廃され、25歳以上の男子に一律選挙権が与えられた。又次郎氏がどんな気持ちで普選運動に取り組んだのかは著書『普選運動秘史』(1928年、平野書房)に詳しい。もう1つ、普通選挙法と同時に、言論・思想の自由を奪った治安維持法が制定されたことも付け加えて置きたい。


普通選挙と治安維持法がセットだったという指摘が、ぴりっと利いている。

小泉純一郎首相は初当選(1972年)のころから「郵政民営化」にこだわってきた。父、純也氏の急死で留学先のロンドンから戻り、初出馬した69年の総選挙で、地域の特定郵便局がそろって同じ選挙区の他の自民党候補を推したため(当時は中選挙区制。定数5の神奈川2区)、落選の憂き目を見たことが原点といわれる。それから一貫して郵政批判を続けてきた。

 小泉純一郎氏が郵政民営化を「改革の本丸」と位置付けることは、個人の気持ちとしてはわからないではない。しかし、一国の責任者たる首相としては、いかがなものか。政治はあくまでも公憤が基でなければならない。どうみても郵政民営化が、いま日本の政治が取り組むべき「改革の本丸」とは思えない。私憤、私怨の類は、政治にはいただけない。


 管理人の9月7日記事「どこが小さな政府じゃ」とほぼ同じだ……(苦笑)。

 コラムの構成としては、中段に筆者が重要と思っている地方分権の話題が、前段の又次郎の一代記と後段の小泉批判に挟まっていて、全体のロジックがつながっていないと思う。でも、なかなか面白かった。