ネタは降る星の如く

とりとめもなく、2匹の愛猫(黒・勘九郎と黒白・七之助)やレシピなど日々の暮らしのあれこれを呟くブログ

懐かしの珈琲館

2006-04-27 22:40:54 | 日常
 日帰り東京出張中、時間がなかったので通りがかった珈琲館で昼食した。

 注文したメニューはツナサンドと珈琲館ブレンド。いろいろな思い出があるメニューだ。

 珈琲館、大学時代にクラブ活動で仲が良かった男友達がふたり(ボーイフレンドではなかったが^_^;)バイトしていた。私も複数のバイトで忙しかったが、時間ができた時は彼らがバイトしていた珈琲館の店で彼らが自慢していたネルドリップのコーヒーをいただいたものだ。当時はチーズケーキもなかなか美味しかったが、お勧めはたっぷりフィリングが入っていたツナサンドだった。軽くトーストしてあるパンも美味しかった。

 その後就職した旅行会社のオフィスから歩いて5分ほどのところにも珈琲館があった。昼食はひとりで自分の趣味に浸りたい私は、ちょくちょく珈琲館でツナサンドとコーヒーの昼食を摂ったものだ。アーサー・ヘイリーやシドニー・シェルダンなどお気に入りのペーパーバック小説を読みふけったり、アメリカMBA留学を志してからは関係本を読んだりして、昼時のわずかな時間を充電に活用した。

 あの頃のツナサンドがボリュームたっぷりで美味しかったなぁという記憶で、今日はウン十年ぶりに店に入ったのだが(苦笑)……ちょっと古びたテーブルや椅子がノスタルジーをかきたてたものの、ボリュームたっぷりだったツナサンドはかなーりフィリングが薄くなっていた(涙)。今の自分の健康を考えればそのぐらいでちょうどいいのかも知れないのだが、寂しいなぁ……。

 フランチャイズということもあるんだろうけど、コーヒーの味も今ひとつ。ちょっとがっくり。

 スターバックスに押されて、こういうスタイルの喫茶店(というか、コーヒーショップ)が少なくなってしまった。私の地元でも、最近、珈琲館が一軒潰れた。珈琲館チェーンも新たな業態を模索している。青春のひと駒ふた駒が珈琲館につながっている自分としては、ちょっと寂しい。