素晴らしい内容だった。
伊東 乾の「常識の源流探訪」
オバマ政権とアフリカ政策
「植民地主義」レッテル貼りと「表現の自由」
そして。
まったく同感。憲法の枠組みを理解していない人が改憲を主張するのは、あまりにも寒い。正直、2.26事件や5.15事件など軍部の突出を許した時代状況と似たところにあることに危機感を覚える(経済危機という引き金も揃っているし……)。
そして、昭和の前期の歴史よりも幕末の歴史に詳しい自分は、幕末の歴史とも重なって見える。現状に不満を持っている下層の武士や浪人が、攘夷と天皇親政を主張してテロを繰り返していたっけなぁ……そんな時代がまた来て欲しくない。
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つらつら思うに、怖いと思うのは、現職の総理大臣ですら憲法が何を縛るためにつくられたのかという憲法の存在意義を理解していないこと。そして、思想・信条の自由から表現の自由に関わる自由権と公務員に対する制限事項について理解していないこと。
はぁ……憲法が、国民が国の権力に縛りをかけるものだということを、知らない人が、どれだけいるんじゃ(汗)。ディベートする気にするならない。
伊東 乾の「常識の源流探訪」
オバマ政権とアフリカ政策
「植民地主義」レッテル貼りと「表現の自由」
自衛官という者は、国民の血税によって賄われる武器弾薬などを司り、防衛という国家の重要な役務に関わる「公務員」です。
そして、あらゆる公務員は、職務に関わる内容に関して「表現の自由」という基本的人権の一部を制限されます。なぜなら「公務に関わる限り、公務員は<国民>ではなく<国権の一部>を担っているから、憲法によって放埓を厳に戒められているからです。
田母神氏も然りながら、麻生氏がふと漏らしてしまった「そら言論の自由はありますよ。誰であろうと、日本人であるなら」が、最も重篤です。内閣総理大臣は自衛隊の最高司令官でもあります。日本の自衛力の最高司令官と空自のトップが、そろって憲法の意味を誤解していることが懸念されます。誰であろうと言論の自由がある、として、日本人の内閣総理大臣が国防の最高機密や、外交上極めてデリケートな案件についてベラベラしゃべったらどうなりますか?
さらに自民党の「国防部会」が、もし「政治家(statesman)」の集団で、その人たちが「歴史観の問題での更迭は行き過ぎではないか」と本気で思っているのなら、この国際状況の下、どのような見識で国防政策に責任を負っているのか、問わざるを得ません。靖国問題、従軍慰安婦の問題、「歴史観」がどれだけ面倒な政治状況を生みだしているか、知らない人はいません。更迭が行き過ぎ、どころか、即座に懲戒免職ができない自衛官への手厚い身分保障制度が、今回の「定年退職」という苦し紛れの解決策を生み、確かに田母神氏は手厚く保護されて退職金も手にする、というのが、いま起きている現実です。
そして。
「歴史観」は個人の勝手で、それを表明するのは自由だ、という誤解が、軍紀の乱れの根源です。ここで、先に引いた米国の軍人宣誓を再度引かねばなりません。
武力に責任を持つ公務員はアポリティカル、つまり政治的に中立でなければなりません。
主権者である国民が選挙を通じて選んだ内閣、政府が、国権の最高機関として武力を含む国全体のコントロールにもっぱら責任を持ちます。武官が勝手な政治的見解を社会に触れ回るようなことは、厳密に規制されていますが、田母神氏ら数名の自衛官は「職務に関係がない」と思い込んで、政治的プロパガンダという、世界中の文明国で軍人が最も慎まねばならない行動を、意図せずに取ってしまっている。ここをこそ、現役の自衛官諸氏に理解してもらわねばなりません。
まったく同感。憲法の枠組みを理解していない人が改憲を主張するのは、あまりにも寒い。正直、2.26事件や5.15事件など軍部の突出を許した時代状況と似たところにあることに危機感を覚える(経済危機という引き金も揃っているし……)。
そして、昭和の前期の歴史よりも幕末の歴史に詳しい自分は、幕末の歴史とも重なって見える。現状に不満を持っている下層の武士や浪人が、攘夷と天皇親政を主張してテロを繰り返していたっけなぁ……そんな時代がまた来て欲しくない。
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つらつら思うに、怖いと思うのは、現職の総理大臣ですら憲法が何を縛るためにつくられたのかという憲法の存在意義を理解していないこと。そして、思想・信条の自由から表現の自由に関わる自由権と公務員に対する制限事項について理解していないこと。
はぁ……憲法が、国民が国の権力に縛りをかけるものだということを、知らない人が、どれだけいるんじゃ(汗)。ディベートする気にするならない。