朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

剣山、キレンゲショウマ

2013-08-06 | 国内各地の風物
この時期にだけ咲く希少なキレンゲショウマの群生地に向かいます。



「刀掛の松」からは通常の登山道から別れて、修験者の行場になります。



山岳ガイドの方が花の名前を教えてくれましたが、メモしなかったので覚えられません。



さっきまで雨が降っていたせいで、緑が鮮やか。



急坂を下ると、



岩の割れ目の行場。



上を見上げると、お目当てのキレンゲショウマがありました。

最近までもっと群生していたのですが、野生の鹿が増えてこの草をどんどん食べたので、激減したということでした。



白い花は別の名前です。・・銀梅草だそうです、教えて頂きました(北尾さんありがとう)。



この区域を鹿の害から保護するため、網を張って出入り口には丸木の階段を作ってあります。



2番めの保護区域には、見応な群生がありました。



霧の中に浮かんだ黄色い花がとても印象的でした。



宮尾登美子の小説『天涯の花』に登場したので、一段と名が知られるようになったとのこと。十年くらい前に、松たか子主演にてNHKドラマになったと山小屋の写真で知りました。



元の登山道に戻り、20分ほど登ると、



神社がありました。ご神体は、この大岩です。



伝説によれば、源平合戦の時、安徳天皇は実は難を逃れて生き残りこの山の麓で暮らし所持していた草薙の剣をこの岩の中に封じ込めるよう遺言したとのこと。そのことから、この山が剣山(つるぎさん)と呼ばれるようになりました。・・と、深田久弥「日本百名山」の剣山の紹介文にも書いてあります。

剣の名がつく尖った形の山岳は多いのですが、この山は上記のいわれによるため、山頂一体は平らな地形です。



植生を保護するため、山頂の地面一体は木道が整備されていました。



ネットにつながったライブカメラの鉄塔。



山頂。



その標識です。1955m・・この山は道路とリフトのおかげで楽勝です。



先ほどの神社の隣にあるヒュッテ、相当大きな2階建てで宿泊ができます。麓の村や町の光が眺められるようです。

中国地方の大山が冬の条件の良い時にはぎりぎり見えるようで、その証拠写真が飾ってありました。

ゆっくりと下山しました。麓のつるぎ町の道の駅で、タイムセールの70%引きの野菜、オクラ、つるむらさき(各105円x0.3)、徳島県産のちくわ、すだち酎などを購入しました。



帰路、淡路SAで、20分の夕食タイム。



淡路島特産の玉ねぎをつかった「たまねぎラーメン」を賞味。玉ねぎのシャキシャキした食感とピリとした辛さがよくマッチしていました。

満足した日帰りハイキングでした。
コメント
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