朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

もと国鉄松田昌士氏と、ILO

2008-11-12 | 外国の風物
日経新聞朝刊の最終面に「私の履歴書」が月替わりで、毎日掲載されています。
 今月は、国鉄の分割民営化に活躍した松田昌士氏の自叙伝です。
 ボクの世代よりは一回りほど年上ですが、東大閥盛んな国鉄に北大の大学院修士修了(法学部)で入社した変り種と知りました。
 まだ連載の途中ですが、当時の縦割り硬直化した公務員組織で、運輸という実業組織を指揮するという大変さを改めて認識しました。
 その一例として、ジュネーブにあるILO(国際労働機関)にて、決議を通す(この場合は「阻止する」)経験を書いています。
 そもそも、ILOはなんのためにあるのか、素人目には良くわかりません(すいません)。
 が、国際組織において、他国の賛同を得て多数を握ることの困難さは多少は理解できます。
 現地のことなつかしくなったので、GoogleEarthという無料ソフトでILO本部近辺の航空写真を見てみました。このソフトで、世界中のほとんどの場所が3Dで覗けます。



※この様なソフトと地図、衛星写真のデータを無料配布しているGoogleというネット企業も、すこし、恐ろしいね。


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京の夕焼け

2008-11-11 | 京都の文化(秋)
今日の夕焼けです(2008-11-11※の夕陽)
 (※ちなみに、この年月日表記法「yyyy-mm-dd」はISO(国際標準)によるものです)
 とある同好会で、コンテストに写真を投稿したところ、第一位に選ばれました。それは今年の夏に南洋の小島で見た夕焼けを撮った作品でした。
 朝日、日中の太陽、そして夕陽。
 やはり、太陽は生命の基本エネルギーの源ですから、なにか人間が引かれる力が有るのだと思います。
 で、本日の夕方、職場でふと窓を見ると、空の雲が....
 大急ぎで、ポケットカメラで数枚撮影しました。
 天気が良すぎても、きれいな夕焼けには出合いません。どんな条件なのか、いまいち良く分かりませんが。
 (左上の小さな写真(サムネイル)をクリックすると、拡大されます)



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日本芸能史(第4回)、.....はんなり

2008-11-10 | 伝統芸能
今回は「京舞」です。講師は、井上流五世家元、井上八千代さん。
 祇園甲部の舞妓さんの踊りは、すべてこの流派の指導だそうです。
 今期NHK朝の連続テレビ番組「だんだん」でもその練習の模様が出てきます。
 今日の授業では、新作(今月下旬に東京国立劇場で初披露)の「由縁の月」を男舞と女舞の二つの方法で舞って見せてくれました。その所作の違いをその後で解説、扇の使い方や、歩行動作、腰の落とし方などに差異があります。今回の舞は、八千代さんの創作による振り付けです。
 井上流は、基本的に「地唄」で舞うそうですが、今回は、同じ謡を「長唄」でも舞っていただきました。まったく知識がなかったのですが、長唄はお囃子も入りバックコーラス的な謡いも加わって、明るいメロディクな音楽です。地唄は反対に、地味に落ち着いたゆっくりしたリズムです。(地唄とは、江戸唄に対する「地」=地元=上方(京阪)の唄)
 舞もそれに対応して、地唄では、ほとんどかがんだままでの動作でした。「のり」(テンポ)もゆっくりです。
 「はんなり」と、家元は表現しました。
 授業の後半には、受講者全員が起立して、基本的な振りの実習をしました。手のひらの上げ下げ、おいど(尻)を少しおろして立つこと、足の動作も「練習」しました。
 江戸時代の飛脚の走り方と同様に、右足と右手、右肩を同時に前に出して歩くなど。
 多くの動作は、能、狂言、そして人形浄瑠璃から、受け継いでいるということです。
 1800年ごろ、初世(はつせ、初代)八千代が御所勤めから下り、当時最高に格式高い島原の廓の師匠となった。京舞の発端の歴史が、受講者からの質問に対して回答されました。また、後年、後継者が祇園で活動し「都をどり」の創始などの貢献があったとのことです。
 講師の八千代家元は、凛とした、とても素敵なお師匠さんでした。(写真は京都新聞2007-06-06記事より)

 
 
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学園祭

2008-11-09 | 社会貢献(仕事)
大学学生のお祭りです。
 キャンパスの露天部分は、食べ物の屋台がずらりと並びました。
 相当に昔ですが、ケルメスといって、インターナショナルスクールのバザーが開かれた時に、日本生徒PTAで焼き鳥と日本酒を売ったことを思い出しました。外地で、手ごろな鶏肉を大量に仕入れて、それを適度な大きさにカットし、くしに刺す準備作業は予想以上に大変でした。日本酒は、日本からの出張者に依頼して、成田の免税品店で紙パック入りを少しずつ買ってきてもらいました。
 そこで、なつかしい気持ちでこのフライドチキンを買ってみました(写真)。
 売り子さんの説明によると、長い時間たれに漬け込んだので味がしみこんでいますとのこと。なかなか結構でした。
 夜になると、そこそこ有名なバンドのグループの出演もあって沢山の見物客が集まりました。若い人たちは元気があっていいね。



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Osaka Skyscraper 摩天楼

2008-11-08 | 国内各地の風物
大阪、梅田の少し北側に新しく開発されたビル群があります。 貨物駅とその操車場を陰気な地下道でくぐり抜けた途端、この現代建築が出現します。 でも、周りはなにもないので、まだまだお客さんは少ないですね。高級な外資ホテルは有りますが....  
まずは、中空のエスカレータ。
Osaka Skyscraper -- Escalator-bridge


Manmade Waterfalls





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アメリカ大統領

2008-11-07 | もろもろの事
1年間にわたる選挙キャンペーンとその投票により、オバマさんが新しい米国大統領に選ばれました。
 発音が同じというだけの理由で、福井県の小浜市には応援館ができて、大変な騒ぎであったようです。来年、日本訪問の時に来てくれるといいですね。
 共和党政権から民主党に変わって、どのような変化が現れるのでしょうか。
 イラクからは撤収して、今度はアフガニスタンに向かうのでしょうか。
 日本だけの立場からは、一般論では、民主党は日本よりも中国重視と言われています。
 米国株価も初日だけはご祝儀で上昇しましたが、その後2日は下落しました。
 舵取りの難しい時代です。少しでも明るくなることを願います。
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赤い木の葉

2008-11-06 | もろもろの事
このところ、夕刻から夜間は相当に気温が下がってきました。
 近所の通勤途中にある疎水脇の木々が、鮮やかに色づいてきました。
 うーん、冬はもうそこまできているのだろうか。。。。
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セナンク修道院(フランス)

2008-11-05 | 油彩水彩画、雑誌の表紙
人里はなれた南仏プロヴァンスの山に囲まれた谷間にあった。
ここのラベンダー畑の写真が良く知られている。見学したのは5月初旬でまだ葉も出ていなかった。
夏は明るい地中海の内陸山地ではあるが、泊まった近隣村B&Bマダムの話によると、冬は冷たい強風が吹きすさぶことが多いそうだ。(ITUジャーナル November 2008 より)
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16年冷凍した死体から復活、クローンマウス

2008-11-04 | もろもろの事
今朝(11/4)、いくつかの新聞社webに掲載された記事です。
 長期間冷凍保存したマウスのDNAを採って(正しくは体細胞の核を)、別の生きているマウスから採取した卵子に特殊な加工をして移植する手法で、もとの死んだマウスの双子(遺伝子が同一)を作ることができた、と報道されています。日本の理化学研究所の成果です。
 記事では、「冷凍マンモス」の復活も夢でないと結んでいます。
 マンモスよりも、ビジネスになるのは、ヒトの復活ですね。
 すでに米国では、10年以上も前から、ヒトの死体を冷凍保存するビジネスが始まっています。将来、ヒトへの応用が出来るまで技術が進化すれば、「死後に復活」を願って億万長者の人が遺言でこの処置を命じているとのこと。
 現時点のクローンは、肉体は新生するが、記憶や経験、意識は継続していないのでしょう。(これまでのクローン成功例は羊やねずみのレベルなので、元々、記憶や意識の有無は不明)
 クローン技術のヒトへの適用は、先進国では研究も含めて法律で禁止しています。しかし、世界中には多様な国家があります。ドクターノーのような研究者が活動できる国もあるかもしれないし、法律は将来、有権者の意思で変更可能です。
 アンチエイジングは賛成ですが、クローンによる生命再生はどうですかね。

※写真は、京都哲学の道、沿道の大豊神社の狛犬ならぬ狛ねずみ。

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文化の日

2008-11-03 | もろもろの事
今日は「文化の日」です。
 戦前は明治節と言ったそうです。明治時代は「天長節」。つまり明治天皇の誕生日です。
 1946年に日本国憲法が公布されたこの日を記念して「文化」の日となり1948年から休日になりました。
 以前の関西には「文化住宅」なる様式がありました。小さいけれど合理的な安価な集合住宅、ただし垂線方向ではなく、隣接する住宅と密接する長屋形式でした。実は(今の視点からは)単なる廉価住宅でしたが、「文化」というネーミングで、一世を風靡したと思います。
 本日は文化勲章や文化功労者の表彰や、叙勲がおこなわれます。
 ***
 伝統芸術・文化の授業を受けていることは、別の記事に書いています。
 「情報と文化」について、若い人たちに十数回にわたってお話しをすることを依頼されました。英語ではculture。「文明」と「文化」、違いは何か...

 改めて、文化とは何か、考えています。

~~~~以下、引用~~~~

[用法] 文化・文明――「文化」は民族や社会の風習・伝統・思考方法・価値観などの総称で、世代を通じて伝承されていくものを意味する。◇「文明」は人間の知恵が進み、技術が進歩して、生活が便利に快適になる面に重点がある。◇「文化」と「文明」の使い分けは、「文化」が各時代にわたって広範囲で、精神的所産を重視しているのに対し、「文明」は時代・地域とも限定され、経済・技術の進歩に重きを置くというのが一応の目安である。「中国文化」というと古代から現代までだが、「黄河文明」というと古代に黄河流域に発達した文化に限られる。「西洋文化」は古代から現代にいたるヨーロッパ文化をいうが、「西洋文明」は特に西洋近代の機械文明に限っていうことがある。◇「文化」のほうが広く使われ、「文化住宅」「文化生活」「文化包丁」などでは便利・新式の意となる。
[ 大辞泉 提供:JapanKnowledge ]
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