朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

春の気配

2015-01-10 | 京都の文化(冬)
桜の名所、平野神社にも初詣しました。

もう咲いている桜があります。





実は「十月桜」という品種なので、秋から開花します。



この神社には大きな絵馬はなかったので、少し北に行って、



今宮神社の絵馬を拝見してきました。

この日は、名物の「あぶり餅」茶屋は二軒とも休業していました。残念。

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つぼみ 膨らむ

2015-01-09 | 京都の文化(冬)
北野天満宮は梅の名所でもあります。



1月8日寒い日でしたが、参詣したところ本殿前にある門の脇でこんな梅の枝をつけた木が一本がありました。

もうすぐ咲きそうです。



今年は「思いのまま」という招福の梅の枝が授与されることになっています。

”境内の梅剪定時にでる梅枝(ずばい)に厄除け瓢箪をつけた授与品。災難厄除・学業成就の神徳あらたかな授与品として参拝者に授与する。(中略)昭和27年の初天神では、「萬燈梅(まんとううめ)」と称して梅枝を参詣者に授与している記録が残されており(右写真)、そこには災難厄除祈願で「萬燈梅」を求める人々の賑わいが見られ、当時からすでに「北野の梅枝」は信仰の対象として人々から親しまれていたことが伺える。”
(引用:北野天満宮のプレスリリース(2014年12月26日)

梅の枝に下げられたひょうたんには厄除玄米が入っており、これを御飯に炊きこんでたべると厄除・災難除・無病息災のご利益があるそうです。



昭和27年の写真も掲示してありました。



今年の絵馬です。



こんな大きな絵馬も奉納してありました。
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今年の7月1日は 1秒 長い日となります

2015-01-08 | もろもろの事
Facebookで以前「いいね!」ボタンを押したことがあるITU(情報通信の国際機関)から、こんなお知らせがありました。



この英文では、6月30日23時59分59秒後に「うるう秒」を1秒追加するとなっています。しかし日本標準時は世界時(昔の用語ではグリニッジ標準時GMT、現在の略語ではUTC)よりも9時間進んでいるので、日本では、7月1日午前9時の直前になります。

地球の自転は、大気変動、潮汐、内部のマグマなどで微妙に変化しています。一方で、純粋に物理的な現象に基いて厳密に測定されている「原子の振動を利用した原子時計」との微小な差異が発生します。

前回のうるう秒挿入は、3年前の平成24年7月1日でした。

過去数十年の地球観測では、数年に1秒程度、1日の時間が長くなっていることがわかっています。この傾向は将来も当分の間(少なくとも数百年?)続くようです。

現代人の生活や仕事のほとんどは情報通信システムによって密接に支えられていますが、たった1秒のことなので、普通の人の生活や仕事には無関係だとも言えます。

しかし、ATMやコンピュータを使う金融取引、飛行機の運行、さらには軍事システムなどには、1秒といえども疎かにはできません。

実際、うるう秒の挿入(理論的には削除もありうる)は何年も前から議論され実施されてきたので、ほとんどの情報システムでは対策が取られています。

にもかかわらず、3年前のうるう秒挿入の時に、特殊なコンピュータ・システムではトラブルが発生したようです。(2012 年 7 月 1 日のうるう秒挿入時に発生した Linux カーネルの不具合に関する情報

また、GPSでは地球を周回している人工衛星に極めて正確な原子時計を積んでいて、その時刻情報を利用して受信機の位置を決定しています。このGPSでは「うるう秒」は採用していないと書いてありました。すべてコンピュータが情報処理することで完結しているので、人間の1日の生活時間とは独立していても差し支えないということでしょう。

**蛇足**
「原子時計」というと、漢字のイメージから原子力発電や原爆を連想するかもしれません。でも、原子時計は「原子の振動を利用した時計」と説明したように、原子力とは関係ありません。特別な物質、例えばセシウム、を気体にして電波を照射するとある物理現象が生じるのでそれを電子的に測定することで、「時計の振り子」の機能を実現しています。


~~参考~~

”<「うるう秒」の調整とは>
時刻は、かつて地球の公転・自転に基づく天文時(世界時)から決められていました
が、1958 年より原子の振動を利用した原子時計(注)に基づく国際原子時が開始され、1
秒の長さが非常に高精度なものとなった結果、原子時計に基づく時刻と天文時に基づく
時刻との間でずれが生じるようになりました。
そこで、原子時計に基づく時刻を天文時とのずれが 0.9 秒以内におさまるように調整
を行った時刻を世界の標準時(協定世界時)として使うことにしており、今回その調整
を行うために「うるう秒」の挿入が行われるものです。うるう秒の調整は 1972 年から数
年に1回程度行われています。
(注)セシウム 133 原子の遷移周波数を使い、数十万年に1秒ずれるだけの高精度な時計。”
 引用:http://www.soumu.go.jp/main_content/000144097.pdf


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こっぺ

2015-01-07 | 食べること、レストランなど
年の瀬も押し詰まった頃、家族が京都に集合したので、美味しい日本酒とそれにあう食べ物を作ってくれるお店にいきました。



日本酒が専門のカウンターだけのとてもこじんまりしたいい場所。時々訪問しているので、事前に料理の希望を言って予約しておいたのです。

この日之突き出しは、粕汁。酒粕をつかった汁で、身体があったまりました。

おまけに、「蒼空」の新酒が出てきました。この伏見の造り酒屋のポストはここ



特注の「こっぺカニ」。雌ガニなので12月を過ぎると禁漁だとか。

雄カニに比べるとからだが小さいので食べるのが面倒ですが、ここではきれいにさばいて出してくれます。うまい!



滋賀県の「七本鎗」。名前の由来などを話題にしてゆっくり楽しみました。



カレーの焼いたん。大きな魚焼き器でゆっくり焼いてあったので、外は香ばしく中はほっこりと柔らかいでもしっかりした味わいでした。



燗酒も楽しみました。有次(錦小路)のちろりで出てきます。



しめは、カニの甲羅を利用した雑炊、これがまた絶品でした。



店内はこんな雰囲気ですが、この夜は次々とお客が入れ替わって常に満員でした。

ここで買えるつもりでしたが、ちっと飛び込みの連絡が入ったので、もうすこし。



その間に作ってくれたのが、牡蠣の一品。これがまた大変に結構でした。

というわけで、とても楽しくて美味しい年末休暇になりました。



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日本庭園の松(島根県安来市)

2015-01-06 | 油彩水彩画、雑誌の表紙
 新年を迎え松飾りを見ると気持ちが改まる。
 冬にも緑を失わない松は、神の依代として門松にもなる。白砂青松を連想させる足立美術館日本庭園には盆栽のような松が見事に配置されている。
 この美術館にある横山大観コレクションは見応えがある。(ITUジャーナル Jan.2015)

~~補足~~

 島根県安来市にあるこの美術館と日本庭園を作ったのはこの地に生まれ貧しい農家出身の足立全康さんです。彼は大阪に出て、懸命な努力によって商業に成功し一代で財産を築きました。若い時に見た横山大観の絵に惚れ込んで、その絵を買うことを目標に頑張ったそうです。
 またこの日本庭園は、米国の専門雑誌のランキングで、11年連続で日本庭園の日本一(=世界一)に選出されています。
 故郷に錦を飾り、また地域振興にもなって全国から観光客を惹きつけています。「成金さん」のお手本みたいな方です。
 
 ”(足立全康は)幼少の頃より興味を持っていた日本画を蒐集して、いつしか美術品のコレクターとして知られるようになっていました。また若い頃から何よりも好きであったという庭造りへの関心も次第に大きくなっていったのです。そしてついに昭和45年、71歳の時、郷土への恩返しと島根県の文化発展の一助になればという思いで、財団法人足立美術館を創設しました。”(引用:https://www.adachi-museum.or.jp/about

~~
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新春散歩3

2015-01-05 | 京都の文化(冬)
哲学の道にそって北に歩いていきました。霊鑑寺、禅尼寺です、

ツバキの庭園があり多くの種類が咲き誇り、極稀に公開されることがあります。



さらに北に行き疎水東岸を少し登った所にある大豊神社の鳥居です。



狛犬ならぬ、狛ねずみで知られているので、12年に1回のねずみ年には大賑わいですが今年はとても静かでした。



お神酒が無人で用意してあって、「ご自由にどうぞ」とのことだったので一献頂きました。(でも、お賽銭はお供えしました)



小ぶりの本殿には多くの氏子さんらの進物がずらり。氏名入りなので「迫力」があります。



「裏白」ならぬ、表も白い!

※2012年2月の大豊神社狛ねずみ雪の冠は、ここ



疎水の小橋の上に誰かが作った雪だるまが・・角が付いているのは、雪アナのオラフのイメージかな?



桜ならぬ雪櫻花。



難を転ずる、縁起のよい赤い実の鈴なり。



法然上人の配流と専修念仏停止の発端となった安楽寺。石段と門が美しい。



さて、次は、お気に入りの法然院。(拝観料なし)



ここの山門も藁葺き屋根で美しい。



この、ぬーぼーとした姿勢の松の木がなぜか好きです。

数年前にこのお寺を参詣したとき偶然住職梶田真章さんの法話を聞く機会がありました。それ以来、とても好感をもってお参りすることができ、住職さんになにか親しみを感じています。



お堂の前にプリント資料が数種おいてあったので頂いてきました。

新年あいさつ文の裏には、こんな高村薫の「現代のことば」(京都新聞2014-12-18夕刊)がコピーしてありました。



日本最大の仏教古都が、単に歴史的景観を売り物にした「リゾート開発」でいいのか、

市内だけで約1600ヵ寺があるのに”市内で僧侶の姿をほとんど見かけない・・これのどこが千年の長きにわたって守られてきた宗教都市なのか・・”(引用:京都新聞の上記記事)

銀閣寺門前町の雑踏を抜けて、



最近、居抜きで新装開店したいなりずしの店で、昼食用に少々もち帰りを包んでもらって帰宅しました。

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新春散歩2

2015-01-04 | 京都の文化(冬)
八坂さんに詣でてから、円山公園に抜けました。



シンボルとなっている枝垂れ桜の大木が雪の華をまとって出迎えてくれます。



池の一部が凍っていました。



鴨のつがいが遊んでます。



「いもぼう」の店の前には、伝統京野菜のえび芋と、日本海から運ばれる棒鱈(ぼうだら)が展示してあります。



つららが朝日に照らされて光っています。

ここから知恩院に入ると、和順会館という名称のお寺の宿泊設備があり新築されていてきれいな建物です。

その一角にある喫茶店にて、サンドイッチとコーヒーで遅めの朝食を頂き休憩しました。



サルスベリの黒い実にも雪が。

この後、市バスに乗って哲学の道に移動しました。
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新年新雪の散歩

2015-01-03 | 京都の文化(冬)
1月2日雪の朝、まだ溶けないうちにカメラ片手に散歩に出かけました。



近所の児童公園に積もった雪は、20cmくらいでしょうか。

「知恩院前」まで市バス206系統に乗りました。



白川、行者橋。



辰巳大明神と新橋通。道路の雪はまだら模様に溶け始めていました。



伝統の「根付き門松」です。雄松と雌松だとか。

”京都の家庭の門には、「根」がついたままの松が飾られます。神様が訪れて、幸せが根付くようにという意味で、根を切ることはありません。
 一方、関東では、根が切られた松が飾られます。「厄を断ち切り根付かせない」という意味があるそうです。”(引用:http://kono1.jp/landscape/landscape7087)






注連縄飾り。



鯖寿司の「いづう」の門松です。



「切り通し」を抜けて、四条に出ると人通りも多くなってきます。



八坂さんに詣でましょう。



空が晴れて、大きな屋根に積もって雪が眩しく光っています。



今年の大絵馬が飾ってありました。

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雪の朝

2015-01-02 | 京都の文化(冬)
元旦は雪が降って、こんなに積もりました。



朝には止んだようですが、まだ雪の公園で遊ぶ子どもたちはいません。





散歩しています。



歩道がガリガリです。
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謹賀新年

2015-01-01 | 京都の文化(冬)
開けまして おめでとうございます



本年もよろしくおねがいいたします

・・・・・

上記は、人類最古の文字、シュメル古拙文字をスケッチしてみました。
◯に十文字が「羊」を示します。

今から5000年も前に、メソポタミアで栄えた文明で発明された文字です。トークンという土の塊や粘土板に刻まれました。

シュメル文字は解読がされています。こんなに古い文字を、いったいどうやって解読することができたのでしょうか!?

その後、抽象化が進んで「楔形文字」に変化します。シュメルは周辺の民族に滅ばされたのですが、楔形文字とシュメル語はその後も中東地域の共通言語として生き延びました。

地中海の港町国家、フェニキアでさらに変化されて、ラテンアルファベットとして定着しました。これが欧米で使われている文字、ABCの祖先となります。

中国の漢字はまた違った発展を記録しています。

情報メディアの先駆けが発明され、現代までの残された最古の遺物だと思います。

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