5月9日、菅首相の停止要請を受けて、中部電力は「浜岡原発の運転停止」を決定しました。
菅首相は「大変よかった。政府としても電力全体が足りなくならないよう対応に力を入れたい」と中部電力の決断を歓迎しました。
皆様、本当にこれでいいのでしょうか?菅首相はまるでヒーロー気取りです。
国民は民主党政権とマスコミに完全に騙されています。「バカにされている」とさえ言えます。
2009年夏の衆院選で、マスコミは民主党を持ちあげ、大勝利させました。偏った情報を垂れ流し、「政権交代の息吹」「民主の風」を演出し、その結果、今、日本は最大の「国難」に陥っています。
主要な新聞各社、週刊誌、テレビ局のトップは誰も民主党を勝たせた責任を取っていません。おかしいと思いませんでしょうか?
私たち幸福実現党は、来る未来の国難を見通し、候補者を立て、政策を訴え続けました。今も訴えています。しかし、マスコミは意図的に報道しませんでした。
マスコミが本来持つべき「公平な民主主義精神」はどこへ行ったのか?マスコミは「民主主義の旗手」ではなかったのか?
マスコミ各社には「いつまで私たち幸福実現党を載せずにおくつもりか!」と、私は言いたい。
東日本大震災の政府の対応も間違いだらけです。
まず、
福島第一原発事故は「津波対策」の問題であるにもかかわらず、「原発の危険性」の問題にし、事故の深刻度を最悪の「レベル7」に引き上げ、世界を恐怖に突き落としました。
実際、マグニチュード9.0の地震でも、津波をかぶらなかった福島第二、女川原発は正常に原子炉が止まりました。政府やマスコミが国論を「津波対策」ではなく、「反原発」へとミスリードしたのです。
さらに菅首相の停止要請による浜岡原発の全炉停止により、全国にも「反原発運動」が広がり、電力危機が拡大していくことでしょう。
今回の政府の後手後手の対応と政府発の「風評被害」によって、世界の原発も逆風を受け、どれだけエネルギー事情が悪化していることか。菅首相の罪は計りしれません。 (つづく)
小島 一郎
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