行政書士中村和夫の独り言

外国人雇用・採用コンサルティング、渉外戸籍、入管手続等を専門とする26年目の国際派行政書士が好き勝手につぶやいています!

中国が世界の工場でなくなる時が始まっている?

2013-04-02 10:38:42 | 海外事情

 中国国営メディアが、連日アップルを批判している。

 http://www.cnn.co.jp/tech/35030182.html

 この様子、かつて中国から撤退したGoogleに対する批判と

 非常に酷似しているという声があがっている。

 Googleが撤退したあと、百度(Baidu)が中国ネット市場を

 独占し、中国政府のいいなりになって、中国国民の

 ネット利用を完全にコントロールしたことは記憶に新しい。

 今回も似たようなことが起こる可能性があるとの説なのだ。

 確かに、米国アップル社のiphoneは、

 中国国民の中国政府当局批判の重要なツールであり、

 中国政府にとっては、極めて危険なツールなのである。

 これを政府のメディア規制が出来る機種に自由に仕様変更できる

 メーカーに取って代わらせたいという動きは当然にあろう。

 ただし、もしアップルが中国から撤退するとすれば、

 中国は、急速に世界の工場としての機能を落とすことになろう。

 ただでさえ、尖閣問題で中国での事業にリスクを感じている日本や

 欧米のメーカーは急増しているのに、これに拍車がかかる可能性が高い。

 更に、人件費の高騰、ストライキの連発、高齢化などが重なり合えば、

 中国はあっという間に衰退するという某米国政府高官の発言も、

 あながち間違ってはいないと私は思うのである。

 そうなった時は、中国という国は、軍備だけが異常に膨張した

 北朝鮮のような軍事独裁国家化する可能性が極めて高いのである。

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コメント
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