行政書士中村和夫の独り言

外国人雇用・採用コンサルティング、渉外戸籍、入管手続等を専門とする26年目の国際派行政書士が好き勝手につぶやいています!

三代目の豊田章男氏、最高の経営者になるかもしれない?

2015-01-14 08:11:06 | 社会・経済
 通常、三代目(豊田自動車創業者:喜一郎氏から)、

 四代目(豊田織機の佐吉氏から)ともなると、

 多くの場合、優秀な経営者の誕生は希である!

 リーマンショックによる業績の落ち込み後の

 2009年6月の就任以降、米国や世界各地での大規模リコール、

 東日本大震災、タイの洪水被害、超円高等々。

 トヨタ自動車が、2008年以降の数々の

 危機や困難を繰り返し乗り越えて来た上で、

 世界一の自動車メーカーに登りつめた実績は、

 経営者としては歴史に残る大変な偉業であったと

 私は思っている。

 「とにかく、車が好きなんですよ!」と述べた章男氏に

 「車好きの馬鹿息子」などと陰口を叩いた輩も居たようではあるが、

 私は「この人は、きっと出来る!」

 「好きこそものの上手なれ!」だからだと思ったのであった。

 最大のピンチであった、米国議会の公聴会の席上、

 議員からの厳しい質問に答える章男氏の姿は、

 自動車の製造に熱意と責任を持った、誠実で

 かつ実直な経営者に映ったと思う。

 一方、副社長に代理出席させ、公の席上には、

 一切姿を見せない某エアーバッグメーカーの社長の対応とは、

 同じ経営責任者の姿勢として、実に対照的に見えたのである。

 ところで、ご本人は昨年11月の就任5年目にして、

 やっと社内の先輩諸氏から評価されるようになったことを

 週間ダイアモンド2013年11月30日号の紙上のインタビュー

 で漏らしている。

 日本の裏側となる、ラテンアメリカ市場でも好調なトヨタでは、

 章男氏は、決してエリート街道を歩んで来た訳ではない、

 三代目章男社長の若い日の下積み時代や、

 世界各国で勤務した経験や国内営業経験などが、

 相当生かされていると私は感じているのである。

 しかし、今後の燃料電池車への移行など、

 トヨタの生き残り戦略では、おそらく息つく暇もない

 ような厳しい状況があと10年は続くと思われる。

 その時、世界市場を制覇し続けていたのならば、

 章男氏は、きっと伝説の経営者となるに違いない!

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