ブッシュ政権がイラク戦争へ突き進む中でのネオコン・国防省と国務省・CIAの対立と政策決定の過程をまとめたドキュメンタリー。
911からイラク戦争の間の経緯については、既に現職を退いた人の手記や調査報道がかなり出ていて、それを詳細に分析するとともに著者のインタビューも交えてブッシュ政権の政策決定の過程を丹念に追っています。
改めて感じるのは、政府の意思決定というのも、限られた情報と思い込みを元に行われる、特に大統領に直接情報をあげる人物は限定されていて、そこでのバイアスが意思決定に影響を与えるということです。
まあ、企業も似たようなものですが。
それから、本書で数多く引用されているアメリカの報道機関の調査報道の厚みも印象的です。
911からイラク戦争の間の経緯については、既に現職を退いた人の手記や調査報道がかなり出ていて、それを詳細に分析するとともに著者のインタビューも交えてブッシュ政権の政策決定の過程を丹念に追っています。
改めて感じるのは、政府の意思決定というのも、限られた情報と思い込みを元に行われる、特に大統領に直接情報をあげる人物は限定されていて、そこでのバイアスが意思決定に影響を与えるということです。
まあ、企業も似たようなものですが。
それから、本書で数多く引用されているアメリカの報道機関の調査報道の厚みも印象的です。