一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

『マネーボール』

2013-01-11 | キネマ

前から見たかったのですが、期待にたがわず面白かった。

なにより野球のプレーがしっかりしていて(スタントマンとして本物の選手を使った?)、しかもテレビ画面を通して見るところで実際の映像と合成(たぶん)したりして、リアリティ十分でした。
実際、野球映画で野球のプレーがしっかり描かれているのって初めてじゃないでしょうか。

関心のない方向けにあらすじをgoo映画から

メジャーリーグの野球選手だったビリー・ビーンは、引退後オークランド・アスレチックスのゼネラル・マネージャーとなる。しかし、財政が苦しいアスレチックスでは、せっかく育てた有望選手を、強豪球団に引き抜かれるという事態が続いていた。チームの立て直しを図るビリーは、統計データを使って選手の将来的価値を予測するという「マネーボール理論」を導入。イェール大卒のピーター・ブランドと共に、チームの改革を進めていく。

これは2002年の実話で、アスレチックスの成功を受け、ビリービーンが導入した野球を統計学で分析する手法(セイバーメトリクス、詳しくはこちら参照)は各チームで取り入れられました。(その結果「割安」な選手がいなくなって予算の乏しいチームはより不利になっているという皮肉な現状があるようですが)

映画ではあまり理論的に難しいことは言わず、その部分はアシスタントのピーターが好演で補っています。

球場もファンも魅力的に取り上げられていて、野球が好きな連中(ほとんどのアメリカ人はそうかw)が作った映画という感じがします。

コメント
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