一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

『ツォツィ』

2013-01-20 | キネマ

『アフリカ 動き出す9億人市場』で取り上げられていた映画。

南アフリカにおける映画製作の新時代到来とまで言われた、南アの作家の小説を原作とし、南ア出身の監督がメガホンをとった作品。
2006年アカデミー賞最優秀外国映画賞など数々の賞に輝き、南アフリカでの興行成績を塗り替えたそうです。

南アフリカといえば2003年にノーベル文学賞受賞したクッツェーの小説『恥辱』 しか読んだことがないのですが、日常生活に暴力、治安の悪さが普通に同居しているところが、印象的でした。

本作は、その暴力の側にいる主人公の話。
貧困と暴力・犯罪の連鎖、貧富の格差、そしてそれが再生産されてしまう状況が背景として描かれて印象的です。

結末をどのように持っていくのかに興味がありましたが、救いの光を見せて終わっています。

この映画に関して『アフリカ・・・』に興味深いくだりがあります。

ヒット映画の例に漏れず、南アフリカの映画『ツォツィ』の海賊版が路上に出回ると、それが国民の怒りを買った。そのようなことは初めてではなかっただろうか。海賊版の値段は50ランド(595円)で、粗雑な編集作業により、オリジナルとは異なるエンディングになっていた。現地の映画が盗まれたことで、知的財産に対する懸念が身近なものになったのだ。

よくできた海賊版だったらどうだったのかも興味のあるところです。

コメント
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