一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

『ゼロ・グラビティ』

2014-08-13 | キネマ
宇宙空間というものはもちろん体験したことはないのだが、その手の機器の設計をやっている知り合いの話だと無重力の空間では動作の慣性をいかに制御するかが重要らしい。
その意味で、実際こういう風にものが動くんだろうな、というところは非常にリアリティがあった。
どうやって撮影したのか、どこまでがCGなのか非常に興味があるところ。
(レンタルのDVDには特典映像がないあたりが商売上手でもある)
俳優は2人しか出ていないし、あとは声の出演なのでCGが予算の大半だったのではなかろうか。

ストーリーとしては脱出ものだが、ストーリーよりは映像を楽しむ映画で、宇宙空間の描写だけでなく、米露中各国の宇宙ステーションの中の浮遊物や置物などの小物(けっこう笑える)とか、船内のディテールも非常に凝っている。

ストーリーに敬意を表するとするならば、原題の『Gravity』のままで、あえて邦題の『ゼロ・グラビティ』とする必要もないとは思うが、楽しみ方の視点としては間違ってはいないと思う。






コメント
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