一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

気仙沼市

2011-08-14 | 東日本大震災
つぎは気仙沼市。ここから宮城県です。
震災当日市街地で大規模な火災が起きていたのがヘリから中継されていたのが記憶に残っています。
Googleマップ参照)


ここも山側を走っている国道45号線沿いは普通と変わりませんが、市街地に下りていくと平地部が広範に批正しています。


市街地に入ろうとすると、火災のあった市街地はまだ交通止めになっていました。




市の中心部の港。フェリーの臨時発着所になっていました。
看板がゆがんでいるのは、この高さまで津波が来たか(周辺の建物の様子からはそこまでは高くなさそうな感じもします)漂流物がぶつかったのでしょうか。





男山本店



これは古い建物なので地震で座屈したのか、地震+津波のあわせ技かもしれません。
幸い酒蔵は津波を免れたそうです。(参照



フェリー臨時発着所から西側の市街地。
こんなところまで漁船が打ち上げられています。



漁船は直せばまだ使えそうなので持ち主との関係でまだ放置しているのでしょうか?



同じところから市街地方向。
少なくとも1階は軒並み津波でやられています。





観光客用の「お魚いちば」は営業を再開していました。





こちらは魚市場
建物は新しく、丈夫に作られていたためか、ほとんど無傷です。
しかしトラックは2台しかとまっていませんでした。






というのは、魚市場から南側が壊滅的な打撃をうけていたからだというのが先に行くとわかってきます。



魚市場の南端の駐車場から市場方面。



実はきれいに残っていたのは市場の建物だけでした。



眼を南に転じると、港湾施設が地盤沈下した上に津波をもろに受けています。





西側の水産関係の会社が集積していたであろうところ。
建物の被害も大きい上に、地盤沈下によりいまだに水に浸かっています。




頑丈な冷蔵庫も全体が道路面より沈下しているので、下水道など道路にあるインフラの取り合いが心配です。





更に南にいくと、道路が通行止めになっています。
ここから先は運河のようになっていますが、元は道路が通っていて、フェリー埠頭や市の合同庁舎(左側の建物がそれ?)があったところです。
特に大潮のときだったので、復旧や片付け以前に、立ち入ること自体が危険な感じでした。





同じ場所から内陸側。
南にいくほど建物の被害が甚大になっていることがわかります。





気仙沼は漁業・水産業が主力で集積が進んでいただけに被害も集中していて、建物や瓦礫の撤去、道路の復旧も半ばという感じでした。
さらに、火災が広がった北部の市街地の復旧もしなければならず、全体的に手が回っていないという感じで、まだまだ相当時間がかかりそうです。



※ 関連エントリはこちらから被災地に行ってきました。


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