今年の土用の丑の日は7月30日ということで、街の鰻屋さんにはのぼりが立ち、スーパーでも鰻コーナーができています。
そこをみると、どれも「国産」を大きくアピールしています。
以前から中国産鰻は抗生物質を大量投与しているなどという話があり品質が問題視されていたのですが、昨今の一連の中国製食品問題などの中で、土用の丑の日だからと言って無理に中国産の鰻を食べよう、という人も少ないと思います。
それにしても急に国産の鰻ばかり店頭に並ぶのはどういうわけでしょうか。
地鶏ブームのときも急に地鶏が増えるわけでもあるまいに、と思ったのですが、やはりいまひとつ釈然としません。
実は加工が日本なら日本産と表示できるのではないか、という話を昨日していたのですが、うなぎ加工品品質表示基準(平成13年4月25日農林水産省告示第589号)によるとそれほどゆるくはないようです。
(表示の方法)
第3条 輸入品以外のうなぎ加工品の原材料名の表示に際しては、製造業者等(中略)は、(中略)使用した原材料を、次の(1)及び(2)の順に、それぞれ(1)及び(2)に規定するところにより記載しなければならない。
(1) 食品添加物以外の原材料は、原材料に占める重量の割合の多いものから順に、次に定めるところにより記載すること。
ア うなぎにあっては、次に定めるところにより記載すること。
(ア) 「うなぎ」等とうなぎの名称をもって記載し、その名称の次に括弧を付して、原産地について、国産品にあっては国産である旨を、輸入品にあっては原産国名を記載すること。ただし、国産品にあっては、国産である旨に代えて生産(採捕を含む。)した水域の名称(以下「水域名」という。)、水揚げした港名又は水揚げした港若しくは主たる養殖場が属する都道府県名、市町村名その他一般に知られている地名を記載することができる。
(イ) 輸入品にあっては、(ア)の規定にかかわらず、原産国名に水域名を併記することができる。
いろいろ調べていたらスーパーで買った98<WBR>0円の鰻の蒲焼を、家<WBR>庭で凄旨にする方法を<WBR>教えて下さい。というのを見つけました。
加熱するだけでなく、一度蒸してから火を通すのがポイントのようです。
面白そうなので早速やってみました。
ちょうど串を通してあるものが売っていたので、それを使うことに。
蒸した後のやわらかくなったものを扱ったり、焼くために裏返したりするには串が打ってないと素人には無理ですね。
「串うち三年、裂き八年、焼きは一生」というだけあり、串も重要だと実感します。
最後の焼きのところが火が強くてちょっと焦げ気味になってしまったのが反省点(オーブン・トースターでやった方がよかったかな?)ですが、そこそこうまくできました。
ただ、手間と焼きたてのものを食べられることを考えると近所の鰻屋さん(けっこう美味しいお店がります)で食べた方がずっといいですね。