一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

被災地再訪(その3)

2012-04-25 | 東日本大震災
南三陸町の志津川地区に入ります。
(昨年の状況はこちら参照)

まずは高台にあるベイサイドアリーナへ



ここは震災直後から仮庁舎やボランティアセンターができ、救援の中心になっていました。


当時ボランティアのバスの駐車場になっていたところに、町役場(右)と診療所(左)が建てられています。




ボラセンのテントはまだ残っています。
当時は大きなテントに思えたのですが・・・




南三陸町は震災の前からこの高台地区の造成を進めていて、住宅地や水産加工工場が進出していました。
そこに仮設住宅を作り、水産加工工場も移転して稼動を始めていました。


南三陸町の復興計画は住宅と水産加工業の高台移転を軸にしています。
既にある程度宅地造成がされていて、水産加工場なども立地していたので、市民にも抵抗は少なそうだし、造成費用もそれほど大きくなさそうなので、計画の実現可能性は比較的高いように思います。

対照的に現状は山のところを一から造成して高台移転をしようという自治体は、造成費用は復興交付金から出るとしても造成には数年単位で時間がかかるので、それまでの経済や住民の生活をどう支えるかが課題になりそうです。


そうはいうものの、旧市街地はまだ瓦礫の集積・分別がやっと終わったという状況です。



まだ、建物の上に車が・・・


防災庁舎



祭壇ができていて、訪問者がたくさんいました。
左奥に見える志津川病院も瓦礫だけ撤去したそのままの状態でした。



(前のエントリはこちら)
被災地再訪(その1)
被災地再訪(その2)


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