「紫雲たなびく」というが…

「紫雲たなびく…」とは学校の校歌みたいですが、「紫雲」という言葉があります。
極楽往生した人を阿弥陀如来が迎えに来るときに乗ってくる雲だそうです。
誠にありがたい次第です。

ただムラサキと言っても青馬や赤犬のように昔の色の感覚は今とは違う上に翻訳された仏典の語だからどんな色かはよく分かりません。

それとお迎えに来る阿弥陀様の側でなく、死にゆく人間の側からすれば、臨死の薄れていく意識の中で最後に見え隠れするのが紫雲かもしれませんが、こちらの方が現代人の実感に近い？