腕ぬき。
2021-06-10 | 縫物
車を運転すると 日ごとに強くなる日ざしで 腕や手の甲が灼けます。
ナイロン製アームカバーは売っていますが 汗かきには木綿が一番で
江戸時代 旅装束に欠かせぬ 手っ甲・きゃはんの手っ甲は 今では
農作業にガーデニングにと オールシーズン愛されています。
道の駅にならぶ手っ甲は 甲がついてなくて 腕部分の筒だけのため
長年愛用してついに朽ちた my手っ甲をばらし 型紙をとりました。
タンスの肥やしから ブロードや麻 木綿の余り布などを引っぱり出し
縫ってみました。
右腕が少し太いので 一方の手首のゴムを若干ゆるくしてあり 一目で
左右が分るよう 腕の内側に目じるしをつけました。
やっぱ 父ちゃんの手じゃサマにならずです 失敗でした。
木綿の手っ甲は手の平が空くので ハンドルを握る手の感覚も損なわず
まず第一に 涼しいです。
長短の手っ甲をひとつずつ縫うつもりが 1つできると ここをもうちょい
と型紙を直し 指通しの位置をもう少し上にしよう など次回作に生かして
いるうちに 数がふえました。
汗を吸い 洗うたびに肌になじんで といいこと尽くめの手っ甲ですが
改まった席や ヒールの靴には似合いません。
あ それと田舎では アームカバー などのおしゃれな言い方ではなくて
腕ぬき と呼んでおります。