くりまんじゅうの日記

世間より少し いやだいぶん遅れている
老シーラカンスです。

どろめ。

2021-12-12 | 食物関係

朝クーラーボックスへ保冷剤をいれ   浜へ『どろめ』を買いにいきます。

イワシの稚魚は『生しらす』ですが こちらでは『どろめ』の名前で
親しまれており 1パック500円を2個買い 一目散に帰ってきます。

どろめは鮮度が命で その日のうちに必ず食べます。葉にんにく入りの
酢みそ『土佐のぬた』はどろめと相性ばつぐんです。
 

ひと昔前まで 葉にんにくの季節にしか作れなかった緑のぬたを 愛媛の
ギノーみそさんが商品にしてくれ 年中楽しめるようになりました。

『土佐のぬた』はどろめだけでなく ブリ・カンパチなど脂の多いお刺身を
いっそう美味しくします。

ただ かなり匂いますので デートの前には食べないほうが無難でしょう。
 

  👇 生の状態の『どろめ』を釜で茹でて
  

      👇天日に干し 半乾きが ちりめんじゃこ(しらす)になり
 

  👇さらに乾かし 水分を飛ばしたものが  『カチリ』になって 
 
           
稚魚のとき 捕獲されず成長したものが『めざし』になります。
マイワシ・ウルメイワシ・カタクチイワシの干したものを 土佐では十把ひとからげに
『ウルメ』と呼んでいます。

大きさや乾き具合で それぞれに名前が変化していくイワシは安い魚ですが   これでも
立派に 出世魚だそうです。 ↓はわが家の朝ごはんの友『ウルメ』です。
    

土光さんのめざしは もう少し大きいものです 85歳当時の土光さん。
           

春先に浜で『どろめ祭り』があります。一升の日本酒を大杯に注ぎ ぐびぐび
飲み干しタイムを競う勇壮なお祭りですが ここ2年は開催されていません。

有料ですが どろめと日本酒でおもてなしの テント席があると聞きました。

 
 

来春は どうぞ『どろめ祭り』をやれますように  

 

コメント (18)
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