朝クーラーボックスへ保冷剤をいれ 浜へ『どろめ』を買いにいきます。
イワシの稚魚は『生しらす』ですが こちらでは『どろめ』の名前で
親しまれており 1パック500円を2個買い 一目散に帰ってきます。
どろめは鮮度が命で その日のうちに必ず食べます。葉にんにく入りの
酢みそ『土佐のぬた』はどろめと相性ばつぐんです。
ひと昔前まで 葉にんにくの季節にしか作れなかった緑のぬたを 愛媛の
ギノーみそさんが商品にしてくれ 年中楽しめるようになりました。
『土佐のぬた』はどろめだけでなく ブリ・カンパチなど脂の多いお刺身を
いっそう美味しくします。
ただ かなり匂いますので デートの前には食べないほうが無難でしょう。
👇 生の状態の『どろめ』を釜で茹でて
👇天日に干し 半乾きが ちりめんじゃこ(しらす)になり
👇さらに乾かし 水分を飛ばしたものが 『カチリ』になって
稚魚のとき 捕獲されず成長したものが『めざし』になります。
マイワシ・ウルメイワシ・カタクチイワシの干したものを 土佐では十把ひとからげに
『ウルメ』と呼んでいます。
大きさや乾き具合で それぞれに名前が変化していくイワシは安い魚ですが これでも
立派に 出世魚だそうです。 ↓はわが家の朝ごはんの友『ウルメ』です。
土光さんのめざしは もう少し大きいものです 85歳当時の土光さん。
春先に浜で『どろめ祭り』があります。一升の日本酒を大杯に注ぎ ぐびぐび
飲み干しタイムを競う勇壮なお祭りですが ここ2年は開催されていません。
有料ですが どろめと日本酒でおもてなしの テント席があると聞きました。
来春は どうぞ『どろめ祭り』をやれますように