くりまんじゅうの日記

世間より少し いやだいぶん遅れている
老シーラカンスです。

夢千代日記。

2024-12-15 | 映画・TV

最初の放送からもう43年経った 早坂暁氏脚本になる『夢千代日記』が
毎週水曜日の夜 ドラマ人間模様で放送されています。

1981~1984年までに放送された3部作になっており そのなかの3話目が
12/11日に放送されました。

広島で胎内被曝し白血病で余命いくばくもない 芸者おき屋の女主人で
自らも芸者で働く 夢千代役の吉永小百合さんが とにかく美しい

                                                                NHKさま 拝借します
 

このドラマで私も 貝殻節を覚えました。 
 

来年80才になる小百合さんは今も美しいですが このころが最も艶やかで
美しかったと思われます。

当時30代後半~40代になる小百合さんが 限られた命のなかで静かな炎を
燃やすように恋する夢千代を しっとりと魅せてくれます。

40年近く前になりましたが 中年マダムを中心に1泊2日の『夢千代ツアー』
があり湯村温泉へ行きました。

温泉街には小百合さんと同じ大きさに作られた 夢千代の像が立っており
芸者夢千代はとても華奢で小さかったです。

この川を渡った場所に高温の荒湯たまごがあり ほとんどの人が食べます。

劇中の重要な場所として『余部鉄橋』があり マダムツアーではバスを降りて
鉄橋のある1区間だけ乗車しました。



明治時代に建設された高さ41㍍の鉄橋は 昭和61年強風にあおられ脱線転覆し
鉄橋下の カニ加工場の従業員数名が犠牲になりました。

鉄橋をわたったところに駅があり 歩いて下に降りられます。下からながめる
余部鉄橋は 身震いするほど高く見えました。

初回放送から43年もたつと 劇中の多くの役者さんが鬼籍に入りました。

天に昇った俳優さんは いま浮かぶだけでも
樹木希林・加藤治子・中条静夫・長門勇・夏川静枝・楠トシエ・ケーシー高峰
片桐夕子・松田優作・林隆三・岡田裕介・・・ まだまだいると思います。

夢千代さんの恋人は1部~3部までそれぞれ 岡田裕介・石坂浩二・北大路欣也
さんだったと思いますが そのだれとも恋は成就しませんでした。

3部の最後になる恋人を追って離島についた瀕死の夢千代さんが 殺人者として
追われる北大路欣也さんの腕の中で・・・が最終だったと思います。

吉永さんと樹木希林さん以外は ちがうメンバーで映画にもなったそうですが
TVほどヒットしなかったと聞いています。

今年の分は今週の水曜日 12/18日が最終になります。2025年の『続 夢千代日記』
放送は 1/8~2/5 毎水曜日夜に放送するそうです。

 

 

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13 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
そうそう (ぐり)
2024-12-15 07:48:51
番宣でやっていたので気にはなっていたのですけど
夢千代日記よかったですよね
ありがとうございます
BSですね録画省と思います
北大路欣也殿は映画だったような見ました
あの時に亡くなったその辺がよく覚えていませんけど
先日椿油の宣伝で久しぶりに声だけ聴きました
返信する
ぐりさんへ (くりまんじゅう)
2024-12-15 08:14:25
最後の恋人が北大路欣也さんでしたが そうでしたかあれは映画でしたかね
私の頭はTVと映画がごちゃ混ぜになっています。
2人目の恋人は絵描きの石坂浩二さんで 夢千代さんの絵を描いたのち
嵐の海で亡くなったと記憶しています。

緑豊かな美しい島へ逃げていた最後の恋人 北大路さんと会えた時は
もう夢千代さんは瀕死の状態で 彼の腕の中で・・・悲しい結末でしたね。
いま3回観ましたが亡くなった俳優さんが多くて懐かしくてうるうるします。
返信する
追伸 (ぐり)
2024-12-15 08:41:08
恋人の中には松田優作さんもいて
それが三部だった気がします
ボクサーの役だったような
其れが縁かどちらが先変わりませんけど
松田優作さんとは映画でも共演しています
返信する
ぐりさんへ (くりまんじゅう)
2024-12-15 09:29:11
松田優作さんがどこで出て来たのか 私の頭はイマイチ思い出せません。
出演していることは確かです。そうですか松田さんが恋人でしたか。

最初の恋人は たばこや旅館の息子さんの岡田裕介さん(この方亡くなりましたね)
TVでは松田さんは3番目の恋人でしたか もう私の頭はTVと映画の出演者が
ごちゃごちゃです。TVでも映画でも主役の夢千代はもちろん小百合さん
それと菊奴の 樹木希林さんは外せませんね。存在感があります。 
返信する
夢千代日記 (杏子)
2024-12-15 10:41:31
たまたまテレビのダイヤルをくるくる回していて、その「夢千代日記」再放送に偶然であいました。
病に侵されての刑事役の林隆三さんを思う
夢千代さんが悲しいくらいの美しさでした。

吉永小百合さんは、来年80才になられますか。
今でもとてもきれいですね。
映画では「母と暮らす」をみました。

『余部鉄橋』・・・夫が定年前に転勤をすすめられたところがそのご当地でした。単身赴任とのことでしたが、娘二人がまだ結婚前でもあり やむを得ずお断りしました。記憶がうすいのですが信楽焼も。

>明治時代に建設された高さ41㍍の鉄橋は 昭和61年強風にあおられ脱線転覆し鉄橋下の カニ加工場の従業員数名が犠牲になりました。

これは悲しいニュースでしたね。写真で見ただけでもぞっとするような高さです。
貝殻節、いいですね。 この歌は成瀬昌平さんのCDでおぼえました。運転中に一人でくちずさみます。

次週の「夢千代日記」見逃さないように、たのしみです。
返信する
杏子さんへ (くりまんじゅう)
2024-12-15 11:36:14
血を吐きながら執念の刑事魂で殺人犯を追う林隆三刑事が 若くして病死したことを
連想させるあの場面でした。あれほど逮捕にこだわった刑事が
最後は目の前にいる殺人犯の市駒に 手錠を掛けませんでした。

昭和61年の余部鉄橋事故は 回送中の列車のため乗客の被害はなかったですが
下のカニ加工場の従業員が数人亡くなったと添乗員から聞きました。
その場所には確か 碑が立っていたと思います。

ご主人が若き日に余部鉄橋に転勤を勧められましたか 今の余部鉄橋は
観光地になっているようですが 乗車したとき風雨の時は怖いだろうと思いました。

♪なんの因果で貝殻こぎなろうた かわいやの~かわいやの♪
古くから歌われてきた漁師の歌だそうで いい曲ですね。 
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Unknown (keba)
2024-12-15 12:36:41
今でも普通に美しいですもんね

数年前にかなり水泳をなさっていることをコマーシャルで知りました。
美しくあるための努力、ものすごくなさってるでしょうね〜
返信する
ベスト1ドラマ (FUSA)
2024-12-15 13:06:38
私にとって吉永小百合さんが出演した映画・ドラマの中ではベスト1です。ドラマが始まった時、小百合さんは35歳、いろんな意味でピークの時期ではなかったかと思います。胎内被爆者である夢千代は余命2年と宣告されている芸者置屋の女将。当時は裏日本と呼ばれた日本海の冬の景色。寂れた温泉町。どうしようもないほど暗いこのドラマを見るたびに陰鬱な気分になるのですが、だんだんそれがクセになっていきました。
ドラマの舞台は兵庫県の架空の温泉場になっていますが、「貝殻節」は鳥取県の浜村温泉発祥の民謡で昭和7年に新民謡ブームの中で改作されたものが歌われていたようです。このドラマがきっかけで「貝殻節」が全国に知られることになりました。
夢千代、小夢、金魚が唄い踊り、菊奴が三味線を弾く「貝殻節」の場面を思い出します。
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kebanecoさんへ (くりまんじゅう)
2024-12-15 14:46:13
昨年公開された 山田洋次監督・吉永小百合さん主演の
久しぶりの小百合さん映画『こんにんは、母さん』を観たとき当時の小百合さんは
78才ほどでしたが なんと美しい!と感心しました。
美しさを保つために努力されているでしょうね。
小百合さんはただ美しいだけでなく 気品と奥ゆかしさが備わっている
そんな気がします。もっともそんな役どころが多いのでつい重ねて観てしまいます。

今の女優さんはとにかく顔をいじりすぎて 一瞬あんただれ❓と思う人もいます。
専門家から見たら 小百合さんもプチ整形はしていると言われますが
画面から感じたことはないです。もっと映画やドラマに出てほしいですが
今からは少なくなるでしょうね。
返信する
FUSAさまへ (くりまんじゅう)
2024-12-15 15:21:11
早坂暁脚本・武満徹音楽・主演吉永小百合ときたら
『夢千代日記』は
永遠に残したいドラマになったはずです。ドラマの冒頭に
不適切な言葉が入りますが 原作のまま放送する旨のお断りがあります。

ドラマでたびたび使われる『表日本』に対してまだ一度も聞きませんが
『裏日本』がダメでしょう。私達が教科書で習った言い方を今はしてはならず
太平洋側・日本海側の表現になりました。

どんよりした空に似合う武満氏の音楽 訳ありばかりが集まった芸者の置屋。
言われるように どんどん引き込まれて行きます。
限られた命の夢千代は 生きている証のように恋をしても どれも実りません。
幸薄い芸者夢千代を 小百合さんはみごとに演じています。他の女優では考えられない。

40年以上昔の 樹木希林・秋吉久美子・大信田礼子・中村久美
それと初回放送時に母が『この人の若い時はものすごく美人やったよ』
と言った夏川静枝さんも出ています 懐かしいですね。今年分はあと1回になりました。
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