褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 チョコレート(2001) 人種偏見を乗り越える恋愛映画だけど・・・?

2009年08月24日 | 映画(た行)
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 アメリカ映画(他の国映画もそうだが)が日本で公開される時、日本語のタイトルがアメリカでの原題と大きく違うことがある
 例を挙げると
 ランボー・・・ファースト・ブラッド(最初の血)
 愛と青春の旅立ち・・・アン・オフィサー・アンド・ア・ジェントルマン(士官と紳士)
 愛は静けさの中に・・・ア・チルドレン・オブ・レッサー・ゴッド(小さき神の子供たち)
 ワールド・オブ・ライズ・・・ボディ・オブ・ライズ(嘘の体・・・CIA用語みたい)
 他にもたくさんあるけれど外国の映画を観る時に、日本語のタイトルだけでなく原題の英語にも注目すると、もっと広い目で映画を見ることが出来る
 大体、日本語のタイトルが最初にという言葉がついていれば、まず英語の原題とは全く違う意味の日本語の題名が付けられている事が多い
 これはいかに日本人がという言葉が好きな民族である事がわかる
 そして今回紹介するチョコレートだけれど、原題はモンスターズ・ボール
 意味は怪物の玉?では無く、直訳は怪物の大舞踏会、実は刑務所用語で死刑執行前の看守たちのパーティーという意味です
 他にもビッグ・フィッシュという映画があったけれど直訳すれば大きな魚だけれど、実は大ほら吹きの意味です
 それでは今回紹介する映画モンスター・・・じゃなくて、チョコレートを紹介します

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 舞台はアメリカ南部のジョージア州で黒人に対する人種差別が激しい場所(アメリカ南部の地方が映画になる時は大体黒人差別問題のテーマが多い)そして時代
 ジョージア州に警察一家である祖父のバック(ピーター・ボイル)父のハンク(ビリー・ボブ・ソーントン)そしてハンク(ソーントン)の息子ソニー(ヒース・レジャー)の3人家族の一家があり、実はバック(ボイル)は定年をとっくに超えて引退しているがハンク(ソーントン)とソニー(レジャー)は地元の刑務所の看守という一家
 しかしバック(ボイル)とハンク(ソーントン)は筋金入りの黒人嫌い
 顔見知りの黒人の少年が自宅の庭に入ってきたら銃で脅す
しかし、ソニー(レジャー)は心優しき青年で近所の黒人の少年とも仲が良い
 そんなハンク(ソーントン)とソニー(レジャー)親子に死刑執行の日が近づいて来る
 死刑囚のローレンス(ショーン・コムズ)は黒人だそんな、ローレンス(コムズ)は死刑執行前にハンク(ソーントン)とソニー(レジャー)の似顔絵を描く
 ついに死刑執行の日が来たローレンス(コムズ)を死刑執行するのにソニー(レジャー)は吐いてしまう
 息子の軟弱さにハンク(ソーントン)は激怒ハンク(ソーントン)はソニー(レジャー)をトイレで殴り飛ばす

 ローレンス(コムズ)の妻のレティシア(ハル・ベリー)も黒人だそして、彼女の息子のタイレル(コロンジ・カルフーン)は11歳にしてデブデブ過食症になってしまいチョコレートを食いまくる
 レティシア(ベリー)はそんな過食症の息子にたびたび暴力を振るう

 その頃ソニー(レジャー)は自分を殴った父のハンク(ソーントン)に対して、銃を向けるソニー(レジャー)はハンク(ソーントン)が自分の事を嫌っていると思っているしかし、次の瞬間ソニー(レジャー)は自らに銃を向けて自殺する

 ハンク(ソーントン)は刑務所の看守の仕事を辞めたある夜、1人で車を運転していると、黒人の女性が雨の中立っていた
 ハンク(ソーントン)は一瞬、そのまま見逃して通り過ごそうとしたが、心変わりして、黒人の女性の所へ引き戻った
 その黒人の女性はレティシア(ベリー)であり息子のタイレル(カルフーン)が、車に引かれて重傷
 ハンク(ソーントン)は二人を乗せ、病院へ急ぐがタイレル(カルフーン)は死んでしまう
 それにしても、運命のいたずらは凄いハンク(ソーントン)とレティシア(ベリー)はお互いに息子を亡くしてしまっているしかも、ハンク(ソーントン)は黒人嫌いであるのに、レティシア(ベリー)から肉体関係を求められ、あっさりハンク(ソーントン)はレティシア(ベリー)の求めに応じるそれにしても、この二人のセックスシーンが凄いもう一度書くけれど、この二人のセックスシーンは凄い
 忘れていたけれど、この映画はR-18の指定がされていたんだった
 しかも、レティシア(ベリー)の夫のローレンス(コムズ)は、ハンク(ソーントン)に死刑執行されている
 そんなレティシア(ベリー)とハンク(ソーントン)が出会うはずが無い運命なのにお互い出会い、そして愛し合ってしまった

 ハンク(ソーントン)はレティシア(ベリー)と結婚する事を考え、黒人に対する偏見が直らないであろう父のバック(ボイル)を老人ホームへ入れさしてしまう
 そしてハンク(ソーントン)はレティシア(ベリー)を自分の家に迎えるが、果たして二人は人種偏見の壁を越える事には成功したが・・・
 悲劇を予感させるラストシーン・・・続きは映画を観てください

 今回紹介したチョコレートという映画だけれど、題名から想像するともっとあま~い話だと思われるが、内容は重い
 元々黒人嫌いの白人である男が、黒人の女性と自分の心の中にある人種偏見の壁を乗り越えて愛し合うストーリーだが、それだけで終わらないのがこの映画の良さ
 白人の男(ソーントン)が愛したその黒人の女性(ベリー)の夫を自分の手で死刑執行しているところに、この映画を単なる恋愛映画と捉えられない重たい気分にさせられる
 しかも、黒人の女性(ベリー)にとっては自分の夫を死刑執行した男と交わしたセックスは・・・
 そして、二人とも実は愛していた息子を失っているという共通点があり、二人とも息子を失った悲しみを忘れるために激しく愛し合う姿に人生の皮肉さを感じる
 しかし、暗い映画だけれど二人の恋愛を厳しい目で描いたこの映画は心に残る映画になると思います
 それとやっぱりこの映画でアカデミー主演女優賞を取ったハル・ベリー熱演?にも注目です

 ちなみにこの映画の監督はマーク・フォースター
 この監督の作品でジョニー・デップケイト・ウィンスレット主演のネバーランドもお勧めの映画です

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