褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 太陽の帝国(1987) 1人の少年の成長期を戦争を通して描く

2009年08月21日 | 映画(た行)
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 日本人がアメリカ映画に出てくるときおかしな映画表現がされていることがある例えばバベルは、アカデミー助演女優賞菊地凛子さんがノミネートされた事でも有名だが、僕は好きな映画だけれどあの日本人女性の描き方には、少し違和感を覚える
 他にもブラック・レインというアメリカ人にとっては、得たいの知れないやくざが描かれた映画もあったが、あの神聖なる神社が・・・もっと日本の神主さんたちはあの映画を非難しないといけない
 極めつけの最悪の日本人の描かれ方をしているのが、パール・ハーバーあんな池に船を浮かべて作戦会議なんかするか
 そして、今回紹介する太陽の帝国だが、日本人が重要なテーマだ
 第二次世界大戦で、日本兵は中国で残虐な限りを尽くしていると思っている僕にとっては、少し美化されているような気もするが戦争を体験していない僕にとっては日本人の描き方に違和感は無かった(特攻隊をイメージするシーンがあるが、あれは中国に派遣された兵隊にもあるのか疑問だけれどね
 しかし、この映画は第二次世界大戦におけるイギリス人少年の成長期がテーマ日本人の残虐行為をテーマにした映画は、中国映画か日本映画に任しておけばいい
 ちなみに監督はスティーヴン・スピルバーグ僕は彼の映画では黒人社会の男尊女卑を描いたカラーパープルの花畑のシーンの美しさが印象的
 実は今回紹介する太陽の帝国も、美しい場面がたくさんある彼の映画はスリル、SFシーンに一般の人々は惹かれると思うが、実はヒューマン映画においても素晴らしい作品が多い
 それでは、スピルバーグ監督のヒューマン映画の傑作太陽の帝国を紹介しよう

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 時代は第二次世界大戦において、日本軍が中国の上海に迫って来ている寸前
 上海にイギリス人の豪邸がある召し使いに中国人を使っているが、そこの家庭の息子にジム少年(クリスチャン・ベール)がいる
 このジム少年(ベール)が日本軍の零戦に興味を持っており、将来は日本軍の零戦のパイロットになるのが夢
 彼はパーティーよりもとにかく日本の零戦が好きで、たくさんの模型を持っている(前半はジム少年が零戦馬鹿に見えてしまうけれど・・・)
 しかし、やがて上海にも日本軍が攻め込んできた 
 ジム少年(ベール)一家は上海を脱出しようとするが、この時両親と離ればなれになったジム少年(ベール)は、飢えと渇きに苦しむ(ジム少年の零戦馬鹿ぶりに笑ってしまった僕は人間失格かな
 
 そんな飢えで苦しんでいるジム少年(ベール)をアメリカ人のベイジー(ジョン・マルコビッチ・・・この映画に出演していた事に驚いた)に助けられる
 しかし、ジム少年(ベール)の言う事を聞いたためにジム少年(ベール)とベイジー(マルコビッチ)は日本軍の捕虜となり、さらには蘇州の収容所へ送られる

 やがて蘇州の収容所へ送られてきたジム少年(ベール)は肉体的にも精神的にも成長し、自分と同じように零戦に憧れる日本人少年(片岡孝太郎)との間に友情が芽生え、また収容所でのボス的存在になってしまっているベイジー(マルコビッチ)の手足となり収容所内を激しく走り回る
 そして、この収容所内をしきっているナガタ軍曹(伊武雅刀に対しても、うまく付き合い、収容所内でうまく生きる術を得る

 そして、蘇州の主要所をアメリカ軍が空襲を仕掛けてきたみんな逃げているのにジム少年(ベール)は逃げるどころか、アメリカの航空機ムスタングが飛んでいるのを見て大喜び(このシーンのジム少年(ベール)の大喜びする姿は零戦馬鹿のイメージを僕に忘れさせてくれるどころか非常に感動的)



 やがて戦争は終結するがジム少年(ベール)はベイジー(マルコビッチ)から見捨てられ、他の収容所の人々と南島に向かい歩いていく
 そこで疲れ切ったジム少年(ベール)は遠くで光を見るが・・・続きは映画を観てください

 前半の日本軍の零戦を、こよなく愛するジム少年(ベール)には笑ってしまうが、戦争の悲惨さを通して成長していく姿は感動的
 でも、僕も少年時代は考えてみれば戦闘機のプラモデルを作ったりしていた
 そしてジム少年(ベール)のように、パイロットに対する憧れを持っていたと思う
 実は僕はこの映画の何処に感動したのかわからなかったそれは僕が失っていた少年の心を、この映画によってよみがえった事なのかも

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