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僕はもうアラフォー世代に入りつつあるけれど、そんな僕が生まれる前から現在に至るまで活躍している女優さんにシャーロット・ランプリングがいる
地獄に堕ちた勇者どもにも出演していたけれど、この映画が1969年の作品なんだねしかし、彼女は50歳を超えてもヌードになったりしているけれど、表情や姿が格好良い女優さんだもう今は60歳を越えているけれど、それでもまだ現役バリバリだねそんな彼女だが年齢を重ねても活躍している理由にフランソワ・オゾン監督作品においてよく出演している事があげられるだろう
僕にとってフランソワ・オゾン監督作品では、僕を葬(おく)るが、結構気に入っているあのラストシーンの夕日が海辺に沈んでいくシーンはまさに主人公の命が消えていく事を暗示させているようだ
しかし、最近彼の映画でスイミングプールとエンジェルという映画も観ているが連続して外している
どちらもラストシーンでぶち壊し特にエンジェルは、本当にこれがフランソワ・オゾン監督の映画なのと疑いたくなるぐらいだ
そして今回の彼の監督作品の『まぼろし』は果たして・・・これが実は非常にミステリー的で、悲しくて一人ぼっち、う~ん言葉は変だが2人ぼっちで生きることの悲しさが描かれているそれでは『まぼろし』を紹介しよう
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ジャン(ブリュノ・クレメール)とその妻のマリー(シャーロット・ランプリング)は、休日を利用して毎年海辺の近くの別荘へ行く
彼らは結婚して20年以上連れ添っている夫婦で、お互いに50歳を超えているしかし、彼らには子供が居なかった
しかし、幸せそうな結婚生活を今までおくってきたようにみえる
別荘に着いた翌日、浜辺に2人は出かける周りには2人以外誰も居なかったマリー(ランプリング)は浜辺で眠る
しばらくして目が覚めたマリー(ランプリング)は夫のジャン(クレメール)が居ないことに気が付いた彼女は近くに居たカップルに夫の姿は見えなかったか尋ねるが、誰も見ていないという
マリー(ランプリング)はとりあえず近くの警察に報告しに行く
夫のジャン(クレメール)が行方不明になったまま1人で自宅に帰ってきたマリー(ランプリング)は友人宅で夕食をするが、そこに居合わせたヴァンサン(ジャック・ノロ)と知り合い、彼女は帰りにヴァンサン(ノロ)から車の中でキスをされてしまう
しかしマリー(ランプリング)は、居ないはずの夫のジャン(クレメール)が居るかのように会話をする
やがてマリー(ランプリング)はヴァンサン(ノロ)とついに恋愛関係を持ってしまうしかし、マリー(ランプリング)はヴァンサン(ノロ)と肉体関係に発展しても、夫のジャン(クレメール)が近くに居るように感じるのだった
しかしマリー(ランプリング)は、行方不明の夫のジャン(クレメール)の存在が自分の心を支配していくそして、彼女はヴァンサン(ノロ)に対してきっぱりと別れる
ついに警察から事故現場の捜索でジャン(クレメール)らしき遺体を発見したとの連絡を受ける
やがて、マリー(ランプリング)は自分には知らなかった夫のジャン(クレメール)の気持ちを次第に理解するようになるが、彼女は腐乱してしまった夫のジャン(クレメール)と思われる遺体を見て、その遺体が付けていた時計がジャン(クレメール)の物とは違う事を指摘するが、それは明らかにジャン(クレメール)の・・・
マリー(ランプリング)は、1人で別荘に向かい夫のジャン(クレメール)が居なくなった浜辺に向かうが、マリー(ランプリング)はジャン(クレメール)の姿を見て走っていくが・・・
夫婦で長年暮らしていても相手のことをわからない部分がたくさんある相手を愛していても実は知らない事があるというのは恋人同士、夫婦間においては確かに存在するのだろう
しかし、この映画のシャーロット・ランプリングは見ていて辛いね彼女は夫が行方不明になって浮気をしてしまうが、何処に行ったかわからない夫のことを浮気の最中でも気にしているし、夫と浮気相手(この場合は浮気相手と呼ばないのかもしれないが・・・?)を比べてしまうシャーロット・ランプリングが言う台詞(何を言ったかは映画を観てください)は、一瞬笑ってしまいそうになるが、彼女の夫を愛する気持ちがわかる重たい台詞だった
なかなか年老いた夫婦間の恋愛を描いた映画は珍しいけれど、いかにもフランス映画らしい心理描写の巧みさ、そしてフランソワ・オゾン監督は男なのに、よく女性心理がここまで上手く描けることに感心してしまうね
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