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今まで観たジャン・ルノワール監督の作品において、僕が印象的に残っているのは大いなる幻影とフレンチ・カンカンだ

特に前者は反戦映画の名作として素晴らしい映画


また後者は初めてルノワール監督のカラー作品を観たのだが、ムーラン・ルージュとカンカン踊りという成り立ちを教えてくれた楽しい映画

とりあえずこの2作品以外にも、今回紹介するゲームの規則もジャン・ルノワール監督の名作の誉れ高い映画


しかし、この映画は群集劇で次から次に人が出てきてまるで何が何だかわからなかった


群集劇の欠点に有名な俳優が出演していないと、人物の把握や人物関係が理解出来ないまま見終わってしまうことが多々ある

群集劇というのは最初から気合いを入れて観なければならない


今回紹介するゲームの規則だけれど、1939年の作品だから当時は有名な俳優たちが出演していたのかも知れないけれど、僕には他の映画で見た気のする俳優もいたけれど、はっきりとは誰が出演しているのかわからないから群集劇だと知らずに観ると、結局何が何だかわからない映画になってしまう

しかし、2回目となると群集劇とわかっているから最初から気合いを入れて今回は観ることが出来た

さすがに2回目となると、内容もわかるし、人物関係もわかる



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フランスの飛行場にアンドレ(ローラン・トゥータン)が自家製飛行機でアメリカから大西洋を23時間の飛行を経て到着した


しかし、アンドレ(トゥータン)は愛しているクリスチーヌ(ノラ・グレゴール)が来ていないことにマスコミを通して不快感をあらわにする


オクターヴ(ルノワール)はアンドレ(トゥータン)の友人であり、そしてクリスチーヌ(グレゴール)の良き相談相手でもある


その頃、実は貴族であるロベール(マルセル・ダリオ)の妻であるクリスチーヌ(グレゴール)は、アンドレ(トゥータン)が飛行場に着いた模様をラジオで召し使いのリゼット(ポーレット・デュポスト)と一緒に聞いていた

そこへ夫のロベール(ダリオ)が帰ってくるが、実はロベール(ダリオ)にはジュヌヴィエーヴ(ミラ・バレリ)という愛人がいた

しかし、もうそろそろジュヌヴィエーヴ(ミラ・バレリ)との関係を清算したいとロベール(ダリオ)は思っていた

ロベール(ダリオ)の領地である豪邸に集まってウサギ狩りの狩猟パーティーを開くことになる

オクターヴ(ルノワール)はフランスに帰って以来、クリスチーヌ(グレゴール)に会いたがっているアンドレ(トゥータン)のために、彼も狩猟パーティーに参加させる事をロベール(ダリオ)に頼み込む



そして、狩猟パーティーの豪邸に様々な人々が集まる


さらにロベール(ダリオ)の愛人のジュヌヴィエーヴ(バレリ)もこのパーティーにやって来た


シュマシュール(モド)はウサギ狩りの準備で森の中を監視していたら、密猟人であるマルソー(ジュリアン・カレット)を捕まえる


そして、いよいよウサギ狩りが始まるが、このウサギ狩りをきっかけに複数の男女による恋愛ゲームが始まるが、果たしてこのそれぞれの恋愛模様はどのような展開を見せるのか・・・続きは映画を観てください

時代設定が第二次世界大戦前ということになっていて、もはや貴族階級というものが、意味を成さなくなりつつある時代


ウサギ狩りのシーンは非常に面白くて、ここで小型望遠鏡を巧みに使う演出は思わずうまい



しかし、男の浮気心はいつの時代も消えないものだし、また女心は・・・という言葉があるけれど、本当に男女の恋愛関係はいつの時代も理解しがたいものがあるね

皆さんも色々な登場人物が出てくる群集劇コメディーであるゲームの規則を一度観てください



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