にほんブログ村 映画ブログ
人気ブログランキングに参加しております。クリックお願いします
ザ・フライ、スキャナーズといった変態ホラー映画の監督であるデヴィッド・クロネンバーグは良い意味でも悪い意味でも鬼才と言われる監督だろう
他にもクラッシュという交通事故に遭うとムラムラするわけのわからない登場人物たちが出ている映画もあった
しかし、最近の彼の映画でイースタン・プロミスという映画を観てけれど、監督の個性である残虐描写はあるが、ロンドンにおけるロシアンマフィアの台頭と人身売買をテーマにした社会派映画だった実は『イースタン・プロミス』のような社会派映画をこの監督も撮るのかと思っていたら、どうやらこの作品の前に今回紹介するヒストリー・オブ・バイオレンスで既にアメリカの暴力社会を描いていたとは知らなかった
家族を暴力から守ろうとする映画は、アメリカ映画の得意分野例えば名匠ウイリアム・ワイラー監督の必死の逃亡者は、突如家庭に襲ってきたギャングから家族を必死で守ろうとする父親像が非常に印象的
今回紹介する『ヒストリー・オブ・バイオレンス』も『必死の逃亡者』と似ているが、実は今回の父親の隠された過去が、この映画のポイントになってくる
自分の愛する夫が実は昔はマフィアでしたという事を知らされたら・・・
それにしても血は争えないものであり、まさに仁義無き戦いを見せる『ヒストリー・オブ・バイオレンス』を紹介しよう
ヒストリー・オブ・バイオレンス [DVD]日活このアイテムの詳細を見る |
ある田舎町で住んでいるトム(ヴィゴ・モーテンセン)は、喫茶店で働いている。弁護士である妻のエディ(マリア・ベロ)と高校生の息子ジャック、まだ幼い娘のサラの4人家族
平和に暮らしていた家族だったが、ある日トム(モーテンセン)の喫茶店に銃を持った2人組みの強盗が入ってきた
しかし、とっさの判断、動きで自らは足を刺されるもトム(モーテンセン)は、2人の強盗を射殺する
そんなトム(モーテンセン)は、一躍テレビなどのニュースでヒーロー扱いされる
しかし、それ以来不審な人間に付きまとわれるトム(モーテンセン)の家族トム(モーテンセン)の喫茶店にサングラスをかけたフォガティ(エド・ハリス)がやって来たその頃妻のエディ(ベロ)もトム(モーテンセン)と一緒にいるところだったが、フォガティ(ハリス)はどうやらトム(モーテンセン)を昔から知っているかのごとく、彼に話しかけるしかも、トム(モーテンセン)に対してジョーイと呼んでいるフォガティ(ハリス)がサングラスを外すと、片目は酷い傷を負っていた
フォガティ(ハリス)の出現以来、トム(モーテンセン)の平和な家庭が崩れようとしている度々、エディ(ベロ)の前に現れるフォガティ(ハリス)しかも、夫のトム(モーテンセン)の様子がおかしい
そしてついにフォガティ(ハリス)がトム(モーテンセン)の家に現れ、フォガティ(ハリス)はトム(モーテンセン)をフィラデルフィアへ連れて行こうとする
トム(モーテンセン)がその誘いを断った時に、銃による撃ち合いが始まってしまいトム(モーテンセン)は危うくフォガティ(ハリス)に撃ち殺されそうになるが、そんなトム(モーテンセン)を救ったのが、息子のジャックが持ち出した猟銃であった
ついにエディ(ベロ)は夫(モーテンセン)の正体にがわからなくなってきた彼はトムなのか?果たしてフォガティ(ハリス)が呼んでいたジョーイなのか
夫(モーテンセン)と妻のエディ(ベロ)の仲は気まずいものになってきたそんな時、リッチー(ウィリアム・ハート)からトム(モーテンセン)に電話がかかってくる
そしてトム(モーテンセン)は家族が寝静まった頃、フィラデルフィアにいる実の兄であるリッチー(ハート)の元へかつてのジョーイと言う名前を完全に消し去るため、1人で出向くが・・・仁義無き兄弟のは映画を観てください
タイトルの題名は直訳すると暴力の歴史と言うことになると思うが、まさにトム(モーテンセン)の家系、息子のジャックに至るまでの暴力の遺伝子が受け継がれている事を示したタイトルを意味するのであろうか
突如、平和な家族に押し寄せる暴力の陰が、妻に出会って自分の暴力に満ちた生活を、人間らしく生きることが出来るようになるのだが、再び暴力社会に引き戻される男の苦悩がこの映画に出ている
セックス、暴力シーンはデヴィット・クロネンヴァーグ監督の変態性が健在そして、ラストで何年か振りに出会う兄弟は再会するが、兄弟が出会うフィラデルフィア(ギリシャ語で兄弟愛)の場所での皮肉な兄弟の運命、そして意味深なラストシーンは映画を観てください
人気blogランキングへ
人気ブログランキングに参加しております。クリックお願いします