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時々戦争映画を観ていると不思議に思うことがある。命を懸けて戦う恐ろしい場面なのに、みんな凄く勇気がありすぎる感じで”レッツ、ゴー”と叫びながら正面からまるで自殺行為の如く突撃していくのはちょっと普通ではないと思うのだが・・・
もし僕なら間違いなく最前線には行かないし、前を行く人を盾にして進むか味方にばれないようにとりあえず逃げるかも。
とにかく僕は臆病者だから
ところが今回観た戦争映画であるシン・レッド・ラインは、様々な人間模様が描かれていた。
普通戦争映画と言えば、銃撃戦の激しさ、人間の狂気を描いた作品が多々ある。そんな中でシン・レッド・ラインも確かに銃撃戦はあるが、メインは様々な人間模様が描かれている点だ
戦場における恐怖心、そしてそれぞれの兵士が抱える苦悩が描かれた映画が約3時間というロングドライブでジックリと見せる
僕みたいな戦場において恐怖心を抱いている兵士も出てくるシン・レッド・ラインを紹介しよう
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第二次世界大戦において、アメリカ軍が日本軍の占領下であるガダルカナル島を攻撃しようとしている。
この兵士の中にはこれから上陸して戦うことに怯えている兵士もいた
トール中佐(ニック・ノルティ)を指揮官とするC中隊が上陸し日本軍を攻めようとするが丘の上にある日本軍のトーチカに対して、部隊を率いていたスターロス大尉(イライアス・コティージ)は味方の兵士を死なせたくないために、トール中佐(ノルティ)の突撃命令に対して、指示を拒んでいた
そんなスターロス大尉(コティージ)の行動に苛立つトール中佐(ノルティ)は自ら指揮をして、兵士の疲れも考えずに日本軍に攻撃を仕掛けるが・・・叙情的なシーンがたくさん出てくるこの戦争ドラマを映画で観てください
戦闘シーンだけ観ればこれぐらいの銃撃戦は他の映画でも多く観られる。しかし、この映画にはガダルカナル諸島における鳥、コウモリ、ワニなどの生物が象徴的シーンとして挿入されている
戦争を起こしている人間を描くと同時に自然、自然界に棲む動物を描くことによって、単なる撃ち合いだけではない、大自然、宗教的考えが描かれている
敵扱いされている日本兵の描き方に少し違和感を感じる所もあるけれど、ここに出てくるアメリカ兵の戦争において様々な葛藤が描かれているし、詩情的な台詞も感動的である
そしてショーン・ペン、エイドリアン・ブロディ、ジョン・キューザックなどの豪華キャスト、そして驚くのが48時間などのアクションスターのイメージが強いニック・ノルティがしっかりと演技しているのには驚いた
そしてジョン・トラボルタ、ジョージ・クルーニーのような大スターを5分間ぐらいしか登場させない贅沢さ
ちなみに監督はあの叙情的映画の天国の日々を撮ったテレンス・マリック
戦争映画に叙情詩を持ち込むあたりは”天国の日々”を思わせる映画です
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