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巨匠シドニー・ルメット監督、主演シャロン・ストーンのリメイク版のグロリアが1988年に公開されているけれど、だいたいリメイク版はオリジナルよりつまらない。
今回初めてオリジナル版のグロリアを観たけれど、噂に違わぬ面白さ。そして流石はインディーズ映画という言葉を流行らせたジョン・カサヴェテス監督
ニューヨークを描く監督としてマーティン・スコセッシが有名だけれど、今回紹介するグロリアも見事にニューヨークが描かれているそしてこの映画の主人公のヒロインであるジョン・カサヴェテス監督の奥さんだったジーナ・ローランズが非常にクールなキャラクター。歴代映画の中でも彼女のヒロインは非常にそのクールさが際立っている。
アクション映画ではあるけれど、例えばブルース・ウイルス主演のダイ・ハードシリーズは主人公が段々汚れていくけれど、今回紹介するグロリアのヒロインは最後まで汚れない
しかも非常に危険な中でもお風呂に入ることを忘れないアクション映画のヒロインだ。
ニューヨークをノンストップで駆け回るヒロインの活躍を描いたグロリアを紹介しよう
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ニューヨークのアパートにおいて強面の男たちがうろうろしている。そんな中を帰って来たジェリ(ジュリー・カーメン)は夫をなじる。
夫はマフィアの組織の会計を担当していて、その大金の存在する場所をFBIにばらそうとしていることが、マフィアの組織にばれてしまった
ジェリ(カーメン)は友達のアパートの同じフロントに住むグロリア(ジーナ・ローランズ)に電話をし、息子の6歳?のフィル(ジョン・アダムズ)をグロリア(ローランズ)の部屋に隠してもらうが、マフィア達がジェリ(カーメン)の部屋に乗り込んできて、ジェリ(カーメン)と夫と娘は殺害してしまった。
家族で生き残ったフィル(アダムズ)を連れて、グロリア(ローランズ)はアパートを出ようとするが、運悪くマフィアの連中に出会ってしまう
しかし、グロリア(ローランズ)は持っていた拳銃をぶっ放し、逃亡難とかニューヨークから脱出しようとグロリア(ローランズ)は生意気なフィル(アダムズ)を連れて飛行場に行こうとするが、マフィアたちはグロリア(ローランズ)とフィル(アダムズ)の逃亡しようとするところに必ず現れて、二人を追いかける。
実はグロリア(ローランズ)はかつてマフィアの組織に居て、ボスの情婦であったので警察も頼る事ができずにひたすら逃げまくるのだが、このままではいつまで経っても逃げる事ができないことを悟ったグロリア(ローランズ)はマフィア達が追い求めていてフィル(アダムズ)が持っていたノートを持って、マフィアの居る場所に自ら向かっていくが・・・グロリア(ローランズ)とフィル(アダムズ)はニューヨークから脱出できるのかは映画を観てください
グロリア(ローランズ)は子供が嫌いで、その子供が生意気だときたそんな子供のために自らもマフィアに追われる立場になってしまう典型的な巻き込まれサスペンス。
グロリア(ローランズ)の性格が男っぽく、まるで江戸っ子姉さんみたいな性格をしているのがこの映画の面白いポイント。
最初はグロリア(ローランズ)とくそ生意気なフィル(アダムズ)は馬が合うはずもなく、グロリア(ローランズ)もフィル(アダムズ)と一緒に逃げるのは嫌がっていて、しかもフィル(アダムズ)もグロリア(ローランズ)と一緒に居るのが嫌だった。
そんな2人が友達以上、あるいはグロリア(ローランズ)にとって自分の息子のような存在になってきたフィル(アダムズ)を逃がしてやろうとする心境の変化が抜群に面白い
そしてニューヨーク中をスピード感抜群で繰り広げられる追いかけっこは、ロケ撮影が大半のはずだがカーアクションは非常に臨場感がある
女性がヒロインのアクション映画だと恋愛場面を見せたりして甘ったるい印象があるけれど、この映画は女性でも情に流されないハードボイルド映画になっているので、娯楽作品として面白い映画になっています
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