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刑事映画と言えば、僕が好きな映画と言えばダーティー・ハリー
クリント・イーストウッドが演じた犯人顔負けのサディスト的なキャラハン刑事は、まさに今観ても強烈な印象を残す。
ダーティー・ハリーを監督したのがドン・シーゲル
ドン・シーゲル監督といえばダーティー・ハリーの他にもクリント・イーストウッドを主演にした映画で白い肌の異常な夜、アルカトラズからの脱出などがあるが、実は今回紹介する刑事マディガンはドン・シーゲル監督作品
この映画の大きなストーリーは自分の拳銃を奪われた刑事が執念で犯人を追いかけるという主題があるが・・・この内容は既に黒澤明監督の野良犬と同じ内容
しかし、刑事マディガンにはもう一つストーリーの軸がある。二重、三重にも張り巡らされたストーリーが1つになっていくストーリーの映画が最近では見られるが、実は刑事マディガンも2つのストーリーが、1つにつながっていく
そしてこの映画のリチャード・ウィドマークが演じる鬼刑事振りに、ドン・シーゲル監督の後年の傑作ダーティー・ハリーのキャラハン刑事とイメージが重なる。
それではリチャード・ウィドマークの魅力がしっかり堪能できる刑事マディガンを紹介しよう
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マディガン(リチャード・ウィドマーク)とロッコ(ハリー・ガーディノ)の2人組みの刑事が、町を牛耳るヤクザな男のベネッシュのアパートに乗り込むがベネッシュに逃げられ、しかもマディガン(ウィドマーク)の拳銃が奪われてしまう
このままではマディガン(ウィドマーク)の拳銃による発砲事件が起こりかねない。
マディガン(ウィドマーク)とロッコ(ハリー・ガーディノ)の2人は72時間以内にベネッシュを逮捕することを命じられる。
その頃警視総監のラッセル(ヘンリー・フォンダ)はマディガン(ウィドマーク)たちの失敗に悩みながらも、彼自身は他にもたくさんの悩みを持っていた
それは自分と不倫関係にある女性から別れ話を持ち出されたこと。そして役職は現在自分の方だが、大の友人である主任警部のケインが売春に手を出しているという証拠を手に入れてしまった。
ラッセル(フォンダ)はマディガン(ウィドマーク)とは同じ所の警察署に勤めていながらなかなか出会うことはなかった。
しかし、マディガン(ウィドマーク)はかつえラッセル(フォンダ)の下で働いていたことがあった
マディガン(ウィドマーク)は典型的な仕事の虫であり、若い妻がいながら家庭よりも仕事という男であり、一方ロッコ(ガーディノ)は家庭も大事にする男であったが二人の鬼刑事ぶりは共通だった
72時間という限られた時間の中でベネッシュ逮捕に執念を燃やす2人の刑事は強引な捜査を繰り広げる。そしてなぜかマディガン(ウィドマーク)は知り合いが多く、しかも高級レストランにおいてもマディガン(ウィドマーク)はただ飯オッケイ
そしてマディガン(ウィドマーク)とロッコ(ガーディノ)がベネッシュの居所につながる証拠をヒューイと言う青年から聞き出すが、そんな時マディガン(ウィドマーク)の銃による警官発砲事件が起きてしまう
友人の処遇に悩むラッセル(フォンダ)、そしてマディガン(ウィドマーク)とロッコ(ガーディノ)の必死の追跡は・・・映画を観て下さい
マディガン(ウィドマーク)とラッセル(フォンダ)の二つのストーリが絡み合う映画だけれど、タイトルの”刑事マディガン”と言うわりにはラッセル(フォンダ)のストーリーが、マディガン(ウィドマーク)のストーリーに対して絡みが浅い
マディガン刑事とラッセル警視総監の若い頃の出来事が少し希薄なだけに、マディガン刑事とラッセル警視総監との偶然出会うシーンにおいて、どうして異様なほどマディガン刑事の態度が変わるのか、そしてマディガン刑事の妻がラッセル警視総監に吐きかけるラストシーンの意味が少しわかりにくいのが残念
もっとマディガンとラッセルの若いときに何があったのかを知りたかった
しかし、ヘンリー・フォンダもリチャード・ウィドマークの2人とも渋いね~
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