何年か前の夏の夜。仕事で遅くなり、帰宅した時のこと。下車駅で出札口を出たとたん、いきなり若い女性が腕を組んできました。仰天する私。
「お願いですから、黙ってしばらく一緒に歩いてください」「変な男につけられているのです」と。で、仕方なく、そして何気なく恋人気取りで歩く二人。
ややあって、有難うございました。助かりました。もうこれでいいですと云って離れて行く女性。せめて名前くらい聞いておきたかったな、と思ったのですが、後の祭り。真夏の夜、いい夢見させてもらいました。
「お願いですから、黙ってしばらく一緒に歩いてください」「変な男につけられているのです」と。で、仕方なく、そして何気なく恋人気取りで歩く二人。
ややあって、有難うございました。助かりました。もうこれでいいですと云って離れて行く女性。せめて名前くらい聞いておきたかったな、と思ったのですが、後の祭り。真夏の夜、いい夢見させてもらいました。
