しげるの自遊学

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死ぬときに後悔すること

2010-01-29 19:32:31 | Weblog
 私がよく訪問するブログに「死ぬときに後悔すること」という本の紹介がありました。親しかった友人の死にざまをまじかに見たこともあって、このテーマにはひどく惹かれました。緩和ケアという、主にがんの末期の患者さんの心身の苦痛を取り除く仕事をしておられる医者の著書です。

 この著書から引用させてもらえば、「はしがき」に次のような記述があった。

<人間は後悔とは不可分な生き物である。現実問題、見届けた患者さんは大なり小なり何らかの「やり残したこと」を抱えていた。だから皆、程度の差こそあれ、後悔はしていた。けれども、その後悔の程度には大きな違いがあった。明日死ぬかもしれないと思って生きてきた人間は、後悔が少ない。明日死ぬかもしれないと思う人間は、限られた生の時間を精一杯生きようとする人間であり、一日一日に最善を尽くそうとする人間である。一期一会を思う人間である。>と。

 今考えても、私の親しかった友人の生きざまは、正に上記のようであったように思います。口はばったい言い方ですが、私も少しでもそのような域に達するよう努力したいと思いました。

 死ぬときに後悔すること。代表的な25の例が上げてある。

 夢をかなえられなかったこと。
 会いたい人に会っておかなかったこと。
 自分が生きた証を残さなかったこと。 ETC.

 この著書からいろいろ啓蒙されることが多かったのですが、その中で、これから特に実践したいと思ったのは上記3点です。


 
死ぬときに後悔すること25―1000人の死を見届けた終末期医療の専門家が書いた
大津 秀一
致知出版社

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