21日(土曜日)から22日(日曜日)にかけて、ちぎり絵展とコンサートを同時に開催しました。日程を決めてから、開催当日までの本当に長かったことよ。そして、コンサート当日は手違いの連発で、これまた苦しい一日でした。
ちぎり絵展をコンサート当日の正午までに設定したのが大失敗の始まり。正午からきっちり「リハーサル」を始める筈がどんどんずれ込んでしまいました。出演者が食事をしたり着替えをしたりする時間がない!あんなにあわてたことなかったです。リハーサルの場所が別にあればあんなにあわてることはなかったのですが・・・。ともかくなんとか時間通りに開場。平素はギャラリーとして使っている会場ですから、やはりコンサート会場としては適当ではなかったと後悔しています。
コンサートそのものは本当に素晴らしく楽しいコンサートでした。ソプラノ、テノール、ピアノに加え、今回はチェロが入ったことで、今までとは違う素敵な時間が持てたと思います。チェロの独奏曲(白鳥、黒鳥)を間近で聴くことが出来たのは来場した皆様にとっても嬉しいことだったと思います。
町内の親睦会(さつき会)で開催したコンサートとしては6回目となりました。考えてみれば、熱し易く冷めやすい私が、よくぞこんなに長く続けたものよと自分でも呆れ、そして不思議です。最初、2007年(平成19年)にコンサートを企画した時は、全くの素人でした。素人であることは今も変わりません。出演者、特に森岡紘子さんには散々ご迷惑をかけて来たことでしょう。
こんなにも長くこのコンサートを続けたのは、ひとつには森岡紘子さん、福由香さんの音楽家としての魅力に惹かれたからに違いありません。音楽家としての魅力に惹かれたのは勿論ですが、人柄がまた素晴らしい。
私の長い人生で、忘れ得ぬ一言があります。2007年、初めてこのコンサートを計画した時のこと。慣れない私にはいろいろな心配やら不安がありました。その一つに「コンサートを開催してお客さんが少なかったらどうしよう」ということがありました。思い余って、森岡さんにメールしてしまいました。一所懸命努力しますが、お客さんが少ないかもしれません。その時は本当に申し訳ありません。お許しください。そんな内容でした。折り返しすぐに返事がありました。
「私の歌を喜んで聴いて下さる方があれば、私はたとえお一人の前でも歌いますよ」 あの一言は生涯決して忘れるものではありません。コンサートを企画し、準備を進める度、私はいつもあの一言を思い出しています。
(従妹から頂いたお花)