運動不足を解消したいということもあって、一昨日、妻と所沢市役所まで歩きました。周りになにもない単調な道を3キロ歩くのはあまり嬉しいことではありませんが・・・。
水彩画を趣味にしている近所の奥様(未亡人)の水彩画が見たかったのです。サークルで勉強していて、市役所のロビーでサークルで作品展を開催していると聞いたのです。約50点くらいの作品が展示されていて、件の奥様の作品は2点でした。この2点の作品いずれも繊細で美しく、なんとなく人柄が分かるような素敵な作品でした。ご主人は2年ほど前に他界されたのだが、奥様はすっかり立ち直って、現在は絵に精進されている模様。
もう一人、町内の親睦会などにも参加されている同年代の奥様がおられる。残念ながら、明らかに痴呆が始まっているのですね。周りの人たちにはそれがよく分かるのです。民生委員の方もご主人に会って事情を説明、病院で診察を受けるなり、治療を受けることを勧めるのだが、ご主人の拒絶反応があって、どうにもならない様子。痴呆が始まったということを認めるのをプライドが許さない、そんな感じなのだそうな。プライドに引きずられないで、治療を受ける方が、本人のため、家族のためだと思うのだが・・・。
そんなこともあって、我が家では時々、こんな問題について話し合っています。決まって話題になるのは、痴呆が始まった場合、当の本人はそれを自覚しないのだろうか、という点。この点についてはどうもよく分かりません。そんなこともあって、いろいろ本を買って読んでいるところです。
ここまでわかったボケる人ボケない人 (集英社文庫) | |
フレディ松川 | |
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