妻、三姉妹の一番下の妹は、「押し花絵」に熱中している。作品も大分たまったので、私が「写真集を作成」することになった。押し花絵の実物は今回初めて見たのだが、なんとも繊細な美しさではある。
というわけで、土曜日の午後、妻と二人で先方に出かけた。いざ撮影にかかろうとしたのだが、これが意外に難しい。作品がガラス張りの額に収まっているので、角度によっては、撮影者(私)がガラスに写ったり、光の具合で、作品の色が実物通りに出ないのだ。上の作品も、実物よりは大分青みがかかっているようだ。試行錯誤しながら撮影をしたのだが、果たしていい写真集が出来るのやら、一寸不安。
「女三人寄ればなんとやら・・・」、妻は姪も含め三人でお喋りに余念がない。ということで、私は一人先に帰ることにした。我家に辿りつき、やれやれこれでゆっくり出来るとほくそ笑んだのが、次の瞬間、愕然。なんと家の鍵を持っていなかった。こういうのを「頭が真っ白になる」というのだろう。時刻は午後4時半を回り、次第に夕暮れが近づいているし、第一寒い。近所の親しくしているお宅へ行こうかとも考えたのだが、夕方突然お邪魔するのも悪いし・・・。とうとうまたバスで駅まで引き返し、駅で妻を待つことにした。妻にメールしたら、帰りの電車の中だと。
という訳で、私は駅まで戻り、駅前のスーパーで買い物したりして駅で妻を待った。折角一人でのんびりしようと早めに帰宅したのが裏目に出て、結局一時間半ほど無駄な時間を過ごしてしまったわけだ。こういうのを「骨折り損のくたびれ儲け」というのかな。もっと適当な表現があったら教えて欲しい。