さ・寒い。湯たんぽをこのところしていなかった。昨夜も、枇杷湯に浸かって直ぐ、蒲団の中に潜った。今朝、真冬ではないので、寒いくらいの感じだった。然し、セーターは手放せない気温である。数日の暖かさが異常なのだが、この温度差に、身体がついていかない。年寄りの愚痴かな。
流石に、温度設定は低くしていたが、施設内は暖房を点けた。認知症状でも、尿意は分かるので、度々立つのが、寒さを知らせる。人間の基本でもあるので、介助するのは怠らない。歳を重ねると分かって来るが、若い人等には無理だろう。実際、自分も祖母の気持ちが分からなかったものです。
お墓参りに行く度に、手を合わせて詫びている。兄妹は参っておらず、わたくしだけであるようだ。掃除もしなければならないが、仏さんの祀りを怠るのは淋しい。何とか行けることを祈っている。古里の景色も、様変わりしてしまった。戻れるものなら、子どもの頃に還りたい。想いは果てず。
激務を終えて帰宅したら、すばるの期限が悪い。よく見ると、餌が足りなかったようで、何とかして落とそうとしたものの、失敗に終わったらしい痕がある。利口なすばるに感心した。でも、おっちょこちょいのところもあって、けっこうずり落ちている。何してんの、と言うと拗ねてしまうが。
今晩は、湯たんぽをして眠ろう。一日中風も強くて、洗濯物は乾いたが、室温は低いので、すばるが傍に来ている。猫の居場所で、分かるのもおかしいが、好く知っていると思うばかり。暑い時には畳の上に寝そべっている。当分、毛布は外せない。今は、ストーブの所で毛繕いをしている最中。
人間の嫌な処って、他人のことをあげつらうのが好きだね。テレビを観ない理由に芸能界のお騒がせがある。どうでもいいじゃない、と思うのだが、ああでもないこうでもないと姦しい。庶民の暮らしに、直接無関係のゴシップネタを、わざわざテレビで解説してくれなくてもと。受信料が・・・
給料明細を見るにつけ、差っ引かれる金額の多さに、働けど働けどと、石川啄木の詩を思い出す。今年からは、介護保険も、年金からの強制引き落とし。介護の世話にはならない気構えなのを、勝手に無視して持っていく。横暴であり、許せない。弱いところからの徴収は、都合がいいのだろう。
吉良邸跡の敷地に、討ち入りの様子を描いた絵が掛かっていた。江戸も、元禄時代は仇討ちも美化。