悠紀は、仔猫用の餌と排便砂をホームセンターで買い部屋の中に置いた。パソコンのメールを開き山本君宛に、明日は急用ができて休むと記して送った。遅い時間だが返事は直ぐに来て、OKとあった。悠紀は猫を飼ったことがなく、それも仔猫なので戸惑いの方が大きい。でも、か細い声で鳴いていれば放置できない。
両親との同居が、決して不自由はないのも条件には都合良い。祖母には黙っておきたい、溺愛の癖があり甘やかしは目に浮かぶようだ。見つかるのは時間の問題でもあり、離れに居る祖母の部屋は悠紀とドア一つで繋がっている。案の定、仔猫はみゃあみゃあと鳴くのを止めない。たっぷりミルクは、飲ませているのに。
季節は晩秋なのも、寒いのと心細さからか悠紀の胸にしがみつき服の中に潜り込んだ。おかしな感覚だけど、ふわふわの毛が温かくて摘まみ出せない。其の儘の格好で、悠紀は布団に潜ると眠りこんだ。目覚めたのは明け方で、ごそごそ動く気配に飛び起きた悠紀は排泄場所に連行。すばるは失敗もせず、用を足してる。
悠紀ははっとした。仔猫は、もしかしたら誰かが飼っていて捨てた?側溝にだと、抜け出せないし助ける物好きはいないと判断してだろうか。悠紀には、その行動が信じられない思いだった。猫と云えども命はある筈、人間の勝手都合でできることに怒りがこみあげる。すばる、家に来てくれてありがとう。星の使者か。
両親との同居が、決して不自由はないのも条件には都合良い。祖母には黙っておきたい、溺愛の癖があり甘やかしは目に浮かぶようだ。見つかるのは時間の問題でもあり、離れに居る祖母の部屋は悠紀とドア一つで繋がっている。案の定、仔猫はみゃあみゃあと鳴くのを止めない。たっぷりミルクは、飲ませているのに。
季節は晩秋なのも、寒いのと心細さからか悠紀の胸にしがみつき服の中に潜り込んだ。おかしな感覚だけど、ふわふわの毛が温かくて摘まみ出せない。其の儘の格好で、悠紀は布団に潜ると眠りこんだ。目覚めたのは明け方で、ごそごそ動く気配に飛び起きた悠紀は排泄場所に連行。すばるは失敗もせず、用を足してる。
悠紀ははっとした。仔猫は、もしかしたら誰かが飼っていて捨てた?側溝にだと、抜け出せないし助ける物好きはいないと判断してだろうか。悠紀には、その行動が信じられない思いだった。猫と云えども命はある筈、人間の勝手都合でできることに怒りがこみあげる。すばる、家に来てくれてありがとう。星の使者か。