

新学期が始まって、初めての対面式、全員の前に立たされて、この爺さんたちの顔を覚えよう、校長先生の挨拶は、「顔を覚えよう」から始まった、開校三年めに入った、まだ新しい学校だが、子供達も、新任の二代目の校長先生も張り切っている。何だか、わくわくして、子供達の眼も輝いて見えた。
私が入場すれば、緊張の中で、手を振ってくれる子もいて、感動した。
自治会連合から、「ジャンパー」を送呈された、オレンジ色の、かなり際立つ色で、着るのは気恥ずかしい、それを着用して、同伴の下校、子供達の評判は、「やめてよ」「目が痛いよ」などと、評判はいまいち、でも、この色見て、安心してよ。
この色の所へ逃げ込む練習してよ、等と、冗談を言いながら、楽しい下校タイム。
何となく、爺さんたちの活動が、自治会にも、認められてきたのだろう、明日からは、少し恥かしい気がするが、派手な色の「ジャンパー」を着用して、子供達との登下校、帰宅後は、孫達が、頂いた「ジャンパー」を着用して、横断旗を振り回して、はしゃいでいる。
孫達と爺さんたちの登下校の触れ合いは、楽しいものだ、毎日は、少し年寄りには、厳しいけれど、子供達とのふれあいが、元気をもらえる、明日からも頑張ろう。

