晴れた日曜、北摂の小さな駅、山崎駅前に集合。
とある肉会に参加するためだ。
車に分乗して人里離れた丘の中腹へ。
若い衆が集まって、すでに準備が整っていた。
集まっていたのはある酒造メーカーのみなさん。
ウイスキーの専門家、ビールの専門家、ワインの大家、焼酎の専門家…研究室から秘書室までいろんな業種の人たち。
ボクは身内をたよってのおジャマ虫。濃厚なもみだれに漬け込んだ
イノシシの内臓から。
さすがは酒メーカーだけあって、酒の扱いは手馴れた感じ。
生ビールのサーバーが設置され、もちろんジョッキも。
モンテベッロ シチリアの赤 ネロ・ダヴォラという葡萄が使われる。
グイグイ行ける。
ロースの部分か。牡丹の由来がわかる色彩。
イノシシはこの冬の猟期に撃ちとめられ、冷蔵庫で眠っていた。
塩コショーで十分。臭みなどなし。
水無瀬の焼肉屋の主人が狩人兼任で、彼の好意でこの催しが
続いているそうだ。テールスープは女将の特別料理。
上品なスープ。このテールはイノシシに非ず。
女将が鶴橋まで行って買い揃える牛テール。
シシのテールなど食うところないわ。
牛テールには、牛のミニチュアでおなじみ、トーレスの赤(スペイン)。
肉をさばく主人が自慢する、このサシ。三段バラの部分。
実に脂の色が美しい。指で触ると解ける。
ワインの大家が抜栓したボルドー・ポイヤックの
Chateau Fonbadet 98 残念ながらコルク臭がしていた。
学習のために飲んだが、オレならこんなもんかと思って飲んでしまっている。同じポイヤックのコンテス・デララントではひどい目に合っている。
げに保存状態が重要ということなんだろう。
先ほどの三段バラを。むちゃくちゃ美味い。
残された毛皮が、ただ風に吹かれていた。
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